阿部准教授らのグループが第17回日本ヒト脳機能マッピング学会で若手奨励賞を受賞しました
2015年7月2日・3日に大阪・毎日新聞オーバルホールで開催された「第17回日本ヒト脳機能マッピング学会」において、阿部修士准教授(上廣こころ学研究部門)らのグループによるポスター発表(筆頭発表者:上田竜平京都大学文学研究科修士課程2回生、こころの未来研究センターオフィスアシスタント)が「若手奨励賞」を受賞しました。
【受賞した演題】
前頭前野・報酬系の活動が「無分別な恋愛行動」の個人差を説明する
上田竜平、蘆田宏、阿部修士
若手奨励賞は、同学会で発表された演題の中から35歳以下の筆頭発表者による優秀な抄録に対して贈られる賞です。研究では、すでに特定の個人と交際している異性に対しても交際してみたいと感じる「無分別な恋愛行動」の個人差が、行動の抑制に関わる「前頭前野」と、報酬情報の処理に関わる「眼窩前頭皮質」という2つの領域における脳活動の個人差によって説明できる可能性が示されました。
筆頭発表者の上田さんは、「大変光栄に思い、これからの研究生活の励みになります。今後は『我々ヒトが恋愛場面でどのように意思決定をしているか』という大きな問題を、さらに詳細に明らかにしていきたいと考えています」と、コメントしています。なお、本研究は、おもにこころの未来研究センター連携MRI研究施設のfMRI装置を利用して進められました。
上田竜平さん(京大文学研究科修士2回)
2015/07/07