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鎌田教授の対談記事が『未来共創新聞』に掲載されました

 鎌田東二教授と哲学者・金泰昌氏の対談が、2015年6月22日付の『未来共創新聞』(発行:オフィス21)に掲載されました。日韓国交正常化50年を特集する企画において、山本恭司編集長による司会のもとで鎌田教授と金氏は、「韓人と日本人の霊性次元の対話・協働・開新」の可能性を探るべく、それぞれの研究の知見を提供し、対談をおこないました。

1508kamata_fcn.png 山本恭司(未来共創新聞編集長) 鎌田先生の『スピリチュアル学』(全7巻、ビイング・ネット・プレス発行)の第3巻「スピリチュアリティと平和」がこのほど上梓されました。そこでズバリお尋ねします。「スピリチュアリティ」とは何でしょうか。
 鎌田東二(京都大学教授) 私は「スピリチュアリティ」と「霊性」という言葉を翻訳で繋ぎながら考えてみました。「スピリチュアリティ」=霊性には大きく四つの特性があると思っております。
 一つは「根源性」です。自分自身を根源から成り立たせ、人間存在の一番根幹にあるものです。一番の核であり根っ子です。
 二つ目は「全体性」。「全体性」を「トータリティ」とか「ホーリスティック」と言い換えてもかまいません。要するに、宇宙の部分ではなくて宇宙全体であり普遍性に関わるという意味です。
 そして三つ目は変容性です。深化、成熟していくのです。変容とは、一皮も二皮も剥けて本質がどんどん露わになってくることです。例えば、3歳児が内蔵していた根源性と全体性は、歴史と経験が加味されて変容してゆき80歳になったときには深みを増しています。
 四つ目は、スピリチュアリティとは、私を私たらしめている方向性です。私はそれを「いのちのコンパス」と言っています。
(記事より)

未来共創新聞ウェブサイト

2015/08/21

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