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鎌田教授のコラム「秘められた声を聞く 未来を切り開くために」が徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 32」(2015年8月1日付)に鎌田東二教授のコラムが掲載されました。この夏、安保法案の採決によって平和と憲法に関する大きな議論が巻き起こるなか、7月22日に映画監督の大重潤一郎監督が多くの関係者に見守られ逝去しました。鎌田教授が製作を務めた大重監督作品「久高オデッセイ 第三部 風章」が完成し、7月5日の完成記念上映会でスクリーン越しに観衆の前に登場した姿が記憶に新しいなかでの旅立ちでした。記事にて鎌田教授は、大重監督の生涯を丹念に振り返り、監督の「いのちのメッセージ」を聴き取る感覚こそが未来を切り開く力になる、と伝えています。

1508kamata_tokushima.png「秘められた声を聞く 未来を切り開くために 安保法案強行採決の愚と神の島のいのちのメッセージ」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 6月1日付で、「基地の島と神の島」と題する記事を寄稿したが、その後「神の島」と呼ばれる「久高島」を12年間ドキュメントした「久高オデッセイ」三部作が完成し、7月5日に東京両国の劇場シアターXで初公開された。300席で満席のところ、立ち見が出る盛況で新作「久高オデッセイ第三部 風章」は絶賛され、大反響を巻き起こした。
 だが、大重潤一郎監督はこの7月22日に死去した。(中略)
 死去する前に「聖者の行進をする」と言って何度も立ち上がり歩こうとした大重は海のかなたのニライカナイに行進していった。今、その大重の映像詩を、日本を代表する詩人吉増剛造が自作詩に変換しようとしている。このきな臭い状況にあってこの2人の詩人の「いのちのメッセージ」を聴き取る感覚こそが未来を切り開く力になると信じている。
(記事より)

2015/08/04

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