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鎌田教授の書評「井村マンダラの光彩」が紅書房の『紅通信』第七十三号に掲載されました

 鎌田東二教授の書評が紅書房の出版社発通信物『紅通信』第七十三号(2015年9月3日発行)に掲載されました。
 日本における「妖精学」の第一人者として知られる井村君江氏の『私の万華鏡ー文人たちとの一期一会』を取り上げた鎌田教授は、「井村マンダラの光彩」と題し、著者が国内外で出会った文人たちとの交友録を「それ自体が妖精の戯れかと思わせるほど軽やかにかつ濃密に『一期一会』を描いていく」と評し、本の登場人物であるカルメン・ブラッカー(民俗学者・日本研究者)と自身との邂逅について振り返っています。

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 著者はイギリスのケンブリッジ大学に三年間留学した際、毎週ブラッカー氏の研究室に招かれた。そのブラッカー氏からイギリス・フォークロア学会の会長で妖精研究の専門家であったキャサリン・ブリッグズ氏を紹介され、「妖精学」というフロンティアに参入していったのである。この偶然とも必然ともいえる”文縁”の綾なす曼荼羅模様は、「人事を尽くして天命を待つ」ではないが、「人事」を超えた「天命」の光彩を放っている。
 わたしは一九九四年の秋にロンドン大学でブラッカー氏と会った。同大学SOASで日本とアイルランドの宗教文化を比較する発表を行なった時に聴きに来てくれ、その後の懇親会で紹介されたのだった。幼い頃からシャーマニズムに否応なく関心を持ってきたわたしにとって、この『あずさ弓ー日本におけるシャーマン的行為』(秋山さと子訳、岩波現代選書、一九七九年)の著者との「一期一会」のロンドン大学での出逢いは、井村君江氏や鶴岡真弓氏や龍村仁氏によって誘われたアイルランド詣でへのさらなる引力となって、翌一九九五年には国際交流基金から派遣されてダブリン大学に客員研究員として赴くきっかけとなった。
(「井村マンダラの光彩」鎌田東二 – 一部抜粋)

紅書房ウェブサイト

2015/09/10

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