内田准教授、荻原研究員らの研究成果が朝日新聞、日経新聞、毎日新聞、京都新聞などで取り上げられました
2015年10月、『Frontiers in Psychology』に論文が掲載された内田由紀子准教授、荻原研究員らの研究成果が朝日新聞、日経新聞、毎日新聞、京都新聞など様々なメディアで取り上げられました。掲載内容の一部をご紹介します。
■「悠真くん、どう読むの? 読み方で個性の傾向強まる」 朝日新聞(2015年10月22日付) 京大大学院教育学研究科の荻原祐二研究員らは、新生児の名前を調べているベネッセコーポレーションの名前データ(2005~13年分、年平均約4万件)を分析。上位10位の漢字の組み合わせや読み方が、全体に占める割合の推移を調べたところ、「大翔」や「悠真」など、漢字の組み合わせを選ぶ割合は変わらない一方、同じ読み方を選ぶ割合は減っていた。 さらに、明治安田生命保険の名前調査データ(04~13年、年平均約8千件)を調べると、上位10位の漢字の組み合わせのうち、「結菜」を「ゆいな」「ゆな」「ゆうな」と読ませるなど、複数の読み方がある割合が増えていた。(記事はこちら) ■「赤ちゃんの名前、読み方で個性競う? 京大調査 」 日本経済新聞(2015年10月22日付) 大手企業が発表している赤ちゃんの名前ランキングを約10年分調べた結果、人気のある漢字に一般的でない読みを与えることで、個性的な名前を付ける傾向が増えていることが分かったと、京都大チームが22日付の海外科学誌電子版に発表した。 チームの内田由紀子准教授(社会心理学)は「他人とは違う読みにすることで個性を出したいと考える親が増えているのではないか。個性をより重視する個人主義化が、日本文化の中で進んでいることを示唆している」と話した。(記事はこちら) ■「新生児の名前:人気の漢字で、読み方は個性的に」 毎日新聞(2015年10月24日付) 京都大大学院教育学研究科の荻原祐二研究員(文化心理学)らのグループは、最近の新生児の名前を分析したところ、使う漢字よりも、読み方で個性を出す傾向が強まっていることが分かったと発表した。日本が個人主義の文化に変容していることを示す研究結果としている。(記事はこちら) ■「個性派ネーム解析、読みで独自性 京大、個人主義化を示唆」 京都新聞(2015年10月22日付) 京大の荻原祐二教育学研究科研究員や内田由紀子こころの未来研究センター准教授らは、ベネッセコーポレーションと明治安田生命保険が公開している新生児の命名ランキングを用いて、人気のある漢字や読み方の動向を数値解析した。 その結果、「太」「翔」「大」など人気のある一部の漢字が使われる割合が増加の傾向にある一方で、一般的な読み方を付ける割合は減少した。また、「大翔」を「ひろと」や「はると」「つばさ」のように、多様な読み方がある名前がランキングの上位を占める割合が高まっていた。(記事はこちら) ■「名前に個性的読み増加、京大調査 個人主義化を示唆」 共同通信(2015年10月22日付) 大手企業が発表している赤ちゃんの名前ランキングを約10年分調べた結果、人気のある漢字に一般的でない読みを与えることで、個性的な名前を付ける傾向が増えていることが分かったと、京都大チームが22日付の海外科学誌電子版に発表した。 チームの内田由紀子准教授(社会心理学)は「他人とは違う読みにすることで個性を出したいと考える親が増えているのではないか。個性をより重視する個人主義化が、日本文化の中で進んでいることを示唆している」と話した。(記事はこちら)
内田准教授、萩原研究員らの論文が『Frontiers in Psychology』に掲載されました [研究成果] 個性的な名前を与える傾向が増加している -日本文化の個人主義化を示唆- | 京都大学ウェブサイト
2015/11/11