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鎌田教授のコラム「大学と学問の未来」が徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 35」(2015年11月2日付)に鎌田東二教授のコラム「大学と学問の未来」が掲載されました。2015年10月、文部科学省は国立大学の第3期中期目標・中期計画の素案を公表しました。鎌田教授は一連の議論の流れやおもな大学が採った方針などをまとめて紹介した上で、自身が考える「学問」的探究として「1.道としての学問」「2.方法としての学問」「3.表現としての学問」という3つの要素について解説。学問への創造的取り組みの一環として間もなく刊行する編著『講座スピリチュアル学第5巻 スピリチュアリティと教育』(発行:BNP)を紹介し、こうした活動によって、これからの学問と教育の未来の検証と創造に向けて一石を投じたい、と思いを伝えています。

1511kamata_tokushima.png「大学と学問の未来 創造性の発現 喫緊の課題 論文以外の表現可能」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 私は常々「教育」と切り離すことのできない「学問」的探究に次の3種があると考えている。1.道としての学問ー人格形成・人間的涵養(かんよう)を目指す。2.方法としての学問ー知性錬磨・認識機能高進・新知見獲得を目指す。3.表現としての学問ー学問的問いを詩や物語や演劇で表現するワザを磨く。
 第1の「道としての学問」とは、学問をする人間の志や動機や実存的意味や倫理に基づく人格形成・人間性の深化・涵養・錬磨を促す学問のあり方を示すものである。
 第2の「方法としての学問」とは、科学や人文学を含めて、すべて学問には一定の方法論や領域があるが、そのような知に至る明晰な方法や領域の特定を通して、ものの見方の更新や概念のイノベーションや新知識の発見と獲得を目指すあり方を示すものである。
 第3の「表現としての学問」とは、プラトンの対話編、アウグスティヌス「告白」、ニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき」、空海の「三教指帰(さんごうしいき)」、中世の数学・数理問答テキストである法然の「選択本願念仏集」や吉田兼倶「唯一神道妙法要集」、宮沢賢治の「農民芸術概論網要」などを含め、問いと探究を新しい表現形式の中で探り深めていくあり方を示すものだ。(中略)
 大学や学問のあり方についての議論が活発になってきている現在、私たちは間もなく「講座スピリチュアリティ学第5巻 スピリチュアリティと教育」(BNP)と題する論著を刊行する。「スピリチュアリティ(霊性)」という観点が「教育」や「人間形成」に不可欠と考えているからである。これにより「学問と教育の未来」の検証と創造に向けて一石を投じたい。
(記事より)

2015/11/02

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