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脳科学集中レクチャー2015「こころを創発する脳と身体」を開催しました

 こころの未来 脳科学集中レクチャー2015「こころを創発する脳と身体」を、2015年12月24日・25の2日間、大平英樹先生(名古屋大学大学院環境学研究科 教授)を講師にお迎えし、阿部修士准教授の企画・進行により稲盛財団記念館大会議室で開催しました。認知神経科学、生理心理学を専門とし、人間の認知・感情過程や行動を解明するための研究を進めておられる大平先生から最新の研究成果と知見をご紹介いただきました。
 2日間に渡る集中講義では、主に身体性を重視する立場から、脳と自律神経系・内分泌系・免疫系がどのように相互作用して、感情や意思決定に影響を与えるのかを、わかりやすく講義して頂きました。ご本人の研究を超えた様々な興味・関心にも話が及び、受講者にとっては刺激的な2日間になったようです。

○参加者の感想
・刺激的な内容で大変勉強になりました。今後の研究に大きなヒントが得られた気がします。
・脳の動きから現象学的に心へのアプローチをするということが新鮮で、とても面白かったです。とくに、「共感・受容」といった目に見えないもののみにとらわれていた自分にとって、目に見えるものから人の心を見ることも大切なのだと再確認させられ、もっと勉強しなくてはと思いました。
・大平先生のお話は、脳と身体の相関を軸にしながら、様々な切り口ネタを織り交ぜながら展開され、非常に興味深くおもしろかったです。幅広く深い先生の体験、人脈、ご自身の研究、科学史の洞察など、各トピックスを支えているからでしょうか。大変感銘をうけました。
・感情や意思決定について、行動や脳だけでなく、内受容感覚、自律神経(心拍変動)、あるいは内分泌・免疫系との関連から捉える、というところが新鮮でした。また、行動を説明するためのメカニズムに関する先生の仮説は非常に興味深く聞かせていただきました。
・具体的な知見だけでなく、学生へのメッセージもあり刺激的でした。

< 報告:阿部修士こころの未来研究センター(上廣こころ学研究部門)准教授 >
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[開催ポスター]
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[DATA]
こころの未来 脳科学集中レクチャー2015「こころを創発する脳と身体」
▽日時:2015年12月24日(木)・25日(金)両日とも10:30 – 12:00、及び13:30 – 16:45
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室 アクセス
▽講師:大平英樹先生(名古屋大学大学院環境学研究科・教授)
▽参加費:無料
▽対象:研究者・学生
▽参加人数:101名

2016/01/20

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