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第15回-17回身心変容技法研究会、こころ観研究会+身心変容技法研究会合同研究会を開催しました

 鎌田東二教授が研究代表者を務める身心変容技法研究会では、2013年10月から12月にかけて、計3回の研究会(第15回・第16回・第17回)がおこなわれました。また、2013年12月3日には、「こころ観研究会+身心変容技法研究会合同研究会」が開催されました。
○身心変容技法研究会とは
 科研基盤研究A「身心変容技法の比較宗教 学-心と体とモノをつなぐワザの総合的研究」は、多彩な研究メンバーによる最新の研究成果を結びつけ、身体と心との相互的な関わりをワザやモノを媒介として分析することを通して「心の荒廃の時代」を突破する理論と実践を提示するための研究プロジェクトです。
身心変容技法研究会ウェブサイト
http://waza-sophia.la.coocan.jp
第15回身心変容技法研究会/2013年10月24日(於:稲盛財団記念館3階大会議室)
 第15回身心変容技法研究会は、10月24日、中島隆博東京大学東洋文化研究所准教授を発表者に迎え、「荘子の身心変容技法」をテーマに開催されました。中島准教授は、近代以降の『荘子』研究の特徴から「斉同」論、「物化」論等をキーワードに、ドゥルーズ&ガタリを引用しながら新たな荘子の解釈を展開しました。発表後には、永澤哲京都文教大学総合社会学部准教授によるコメントと、参加者による総合討論がおこなわれました。研究会の詳細な内容は、身心変容技法研究会ウェブサイト「研究問答」に掲載された鎌田教授の報告記事をご覧ください。こちら
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[DATA]
「第15回身心変容技法研究会」
▽2013年10月24日(木)13時~17時
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽プログラム
13:00-14:30「荘子の身心変容技法」発表者:中島隆博(東京大学東洋文化研究所准教授・中国哲学)、コメンテーター:永澤哲(京都文教大学総合社会学部准教授・宗教学・チベット瞑想)
15:10-17:00 総合討議 司会:鎌田東二

第16回身心変容技法研究会/2013年11月14日(於:稲盛財団記念館3階大会議室)
 第16回は11月14日、小西賢吾日本学術振興会特別研究員PDが「チベット仏教と身心変容技法の社会性」、藤野正寛京都大学教育学部4回生が「Focused AttentionとOpen Monitoringが瞑想後のDefault Mode Networkに与える影響の比較」というテーマで発表をおこないました。小西研究員は、身心変容技法を集団で実践することがいかなる意義を持つのかという問題を、チベット、ボン教のゾクチェンの実践を取り上げ、数多くの事例と共に考察しました。藤野学部生は、fMRIを使った瞑想脳の測定に取り組む研究報告を中心に、自身が研究を始めたいきさつから実験デザインの説明、今後の研究課題までを詳細に紹介しました。発表後は、アルタンジョラーこころの未来研究センター共同研究員がコメンテーターを務め、参加者による活発なディスカッションがおこなわれました。鎌田教授による詳細な報告はこちら
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「第16回身心変容技法研究会」
▽2013年11月14日(木)13時~17時
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽プログラム
発表1:「チベット仏教と身心変容技法の社会性」発表者:小西賢吾(日本学術振興会特別研究員PD・文化人類学)、コメンテーター15分:アルタンジョラー(李金灯)(こころの未来研究センター共同研究員)、発表2:「Focused AttentionとOpen Monitoringが瞑想後のDefault Mode Networkに与える影響の比較」発表者:藤野正寛(京都大学教育学部4回生・心理学)
16:40-17:00 総合討議 司会:鎌田東二

第17回身心変容技法研究会/2013年12月19日(於:稲盛財団記念館3階小会議室2)
 2013年最後の身心変容技法研究会は、藤枝守九州大学教授による「ディープ・リスニングと身心変容技法~ポーリン・ オリヴェロスを中心として」ならびに研究代表者の鎌田東二教授による「芸術・芸能とシャーマニズム~柳宗悦の『神秘主義』論と岡本太郎の『シャーマニズム』論を中心に」の発表がおこなわれました。藤枝教授は、ポーリン・オリヴェロスの「deep listening」論を軸に「身心変容技法という観点からも、芸術表現という観点からも、大変興味深い(鎌田教授)」議論を提供。鎌田教授は、柳柳宗悦の「神秘道」と岡本太郎の「シャーマニズム」を比較し、それぞれの発信してきた理念と運動を総合した考察を展開しました。鎌田教授による詳細な報告はこちら。アルタンジョラー共同研究員による詳細なコメントはこちら
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「第17回身心変容技法研究会」
▽日時:2013年12月19日(木)13時~17時
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階小会議室2
▽プログラム
発表①:藤枝守(九州大学教授)「ディープ・リスニングと身心変容技法~ポーリン・ オリヴェロスを中心として」、発表②:鎌田東二「芸術・芸能とシャーマニズム~柳宗悦の「神秘主義」論と岡本太郎の「シャーマニズム」論を中心に」、コメンテーター:アルタンジョラー(こころの未来研究センター共同研究員・文化人類学者・モンゴルシャーマニズム研究)、総合討論・司会:鎌田東二

2013年度こころ観研究会+身心変容技法研究会合同研究会/2013年12月3日(於:稲盛財団記念館3階大会議室2)
 2013年度のこころ観研究会との合同研究会は、3名の発表者を招いて開催されました。青木三郎筑波大学大学院教授は「<こころ>と<ことば>の言語学」、高橋洋成(筑波大学人文社会系研究員は「ヘブライ語のleb(こころ)をめぐって」、シャキル・アフメド筑波大学人文社会系研究員は「 A Bengali Interpretation of Spirit, Mind and Heart 」という演題で発表しました。筑波大学より沼田善子人文社会系教授(日本語学)、稲葉梨恵人文社会系研究員(フランス語学)、Shibly Nabhan Ph.D.(人文社会科学研究科博士号取得、現Sun Runner社経営)らが参加し、密度の濃い議論がおこなわれました。鎌田教授による詳細な報告はこちら
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「2013年度こころ観研究会+身心変容技法研究会合同研究会」
▽日時:2013年12月3日(火)14時~17時
▽場所: 京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽プログラム
「<こころ>と<ことば>の言語学」発表者:青木三郎(筑波大学大学院教授・言語学)、「ヘブライ語のleb(こころ)をめぐって」発表者:高橋洋成(筑波大学人文社会系研究員)、「 A Bengali Interpretation of Spirit, Mind and Heart 」発表者:シャキル・アフメド/Shakil Ahmed(筑波大学人文社会系研究員)、司会:鎌田東二

2014/01/09

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