梅村研究員の論文が『臨床ユング心理学研究』に掲載されました
梅村高太郎研究員の論文が、日本ユング心理学会の発行する機関誌『臨床ユング心理学研究』1(1)に掲載されました。
梅村高太郎(2015) 思春期における神殺しとアニマとの恋愛を通じた主体的生への転換――小説創作によって生きる意味を模索した思春期男子との心理療法
臨床ユング心理学研究, 1(1), 35-47.
○論文の内容
思春期の年代では、自分の生を基礎づけていた絶対的存在を相対化し、自立した個人として世界との新たな関係を結び直すことが必要となります。この課題は誰にとっても簡単なことではなく、時にそれに取り組むなかで、それまで当たり前だった日常を失い、”なぜ生きるのか”という問いに突き当たってしまうこともあります。
本論文では、この問いの答えとなる”自分の物語”を心理療法を通じて模索したクライエントとの心理療法過程を報告し、彼の作成した小説や夢において重要だったと考えられる”神殺し”と”アニマとの恋愛”という2つのテーマに注目して考察を行っています。
臨床ユング心理学研究, 1(1), 35-47.
○論文の内容
思春期の年代では、自分の生を基礎づけていた絶対的存在を相対化し、自立した個人として世界との新たな関係を結び直すことが必要となります。この課題は誰にとっても簡単なことではなく、時にそれに取り組むなかで、それまで当たり前だった日常を失い、”なぜ生きるのか”という問いに突き当たってしまうこともあります。
本論文では、この問いの答えとなる”自分の物語”を心理療法を通じて模索したクライエントとの心理療法過程を報告し、彼の作成した小説や夢において重要だったと考えられる”神殺し”と”アニマとの恋愛”という2つのテーマに注目して考察を行っています。
2016/03/10