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河合教授が「日本遊戯療法学会 第22回大会」にシンポジストとして登壇します

 日本遊戯療法学会第22回年次大会が、2016年8月20日・21日に天理大学(奈良県天理市)で開催されます。初日におこなわれる公開シンポジウム「発達障害と遊戯療法」(於:陽気ホール)において、河合俊雄教授がシンポジストとして登壇します。
 当日は、公開基調講演として宗教学者の山折哲雄氏による「遊びと祈り」というテーマでの講演もおこなわれます。現在、一般参加者と学会員の参加を募集中です。詳しくは、下記リンクの大会ホームページをご覧ください。

1604kawai_sympo.png公開シンポジウム テーマ「発達障害と遊戯療法」
2016年8月20日(土)15:15~/陽気ホール

・シンポジスト:
河合俊雄(京都大学こころの未来研究センター)
木部則雄 (白百合女子大学)、滝川一廣 (学習院大学)
・指定討論者:
山中康裕 (京都ヘルメス研究所・京都大学名誉教授)
伊藤良子 (学習院大学)
・司会:千原雅代(天理大学)
○概 要:「発達障害の見立てと遊戯療法における転機」河合俊雄
発達障害についてスペクトラムという考え方が浸透するに伴って、近年必ずしも発達障害とは見立てられない子どもにも発達障害という診断・判定がつけられていることが多く、その弊害も認められる。表面の特徴ではなくて、子どもの遊びにおいて、何が発達障害という見立てのポイントになるのかを、多くの例からまず考えたい。また発達障害と見立てられなくても、そこにある種の発達の非定型化や弱さが認められることも指摘したい。
主体の存在を前提にでき、従ってある程度のプロセスの連続性を期待できる通常の遊戯療法とは異なって、主体の発生が大切になってくる発達障害の遊戯療法においては、いわば非連続的に突然に発生してくる主体にセラピストがどう立ち会って、それを逃さないかが大切になってくる。それはreflectiveなセラピーというよりも、emergentなセラピーと呼ぶことができよう。そのような遊戯療法における転機には、セラピストのコミット、自発性、創造性が大切になることを考えたい。
日本遊戯療法学会第22回年次大会「公開シンポジウム」より)

日本遊戯療法学会 第22回大会ホームページ
http://www.tenri-u.ac.jp/gr/chs/pt/symposium.html

2016/04/21

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