河合教授が「日本遊戯療法学会 第22回大会」にシンポジストとして登壇しました
2016年8月20日・21日、日本遊戯療法学会第22回年次大会が奈良県天理市の天理大学で開催され、初日の公開シンポジウム「発達障害と遊戯療法」(於:陽気ホール)で、河合俊雄教授がシンポジストとして登壇しました。
河合教授は「発達障害の見立てと遊戯療法における転機」というタイトルで発表しました。これは上廣こころ学研究部門・子どもの発達障害への心理療法的アプローチの成果をもとにしたものです。
発達障害が時代の変遷と共に増加してきた流れがある中で、昨今では、発達障害と診断を受けていてもそうは見立てられない事例が増えていることを指摘し、そのような事例の状態像について具体的に示しました。一般的な子どもの発達を俯瞰してみても、従来の心理学理論よりも発達が遅れているようにみられる現象が描画の発達的研究から読み取れることを例にあげ、現在では発達が「非定型化」してきていることについて述べました。
<報告:畑中千紘助教(上廣こころ学研究部門)>
日本遊戯療法学会 第22回大会ホームページ
http://www.tenri-u.ac.jp/gr/chs/pt/symposium.html
2016/08/22