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畑中助教の論文が『Psychologia』に掲載されました

1701Psychologia.png 畑中千紘助教(上廣こころ学研究部門)の論文 “The Apparent Lack of Agency, Empathy, and Creativity among Japanese Youth: Interpretations from Project Test Responses” が、国際心理科学誌『Psychologia』第58巻4号(発行:プシコロギア会)に掲載されました。

Hatanaka, C.(2015)”The Apparent Lack of Agency, Empathy, and Creativity among Japanese Youth: Interpretations from Project Test Responses” Psychologia, Vol. 58, No.4, 176-188.
○論文について
現代の大学生の主体性について、心理検査の分析から検討したものです。
2003年と2013年のデータを比べてみると、反応に要する時間が長くなり、想像力に関わる指標は少なくなり、感情に関する指標はより間接的に表現されるようになっていました。また、2013年の大学生は10年前の学生に比べて主体的に決定・判断する力が弱くなっているかのような結果が得られましたが、さらにデータを検討してみると、2013年の大学生は「あえて判断しない」という態度をとる傾向をもっていることが明らかになりました。
これは、自らが判断を下さなくても環境側がデータを提供してくれたり自己主張することをよしとしない文化との関連で興味深い結果と思われます。(畑中千紘)

国際心理科学誌『Psychologia』(プシコロギア会)ウェブサイト
http://cogpsy.educ.kyoto-u.ac.jp/psychologia/index.htm

2017/01/25

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