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広井教授のコラムが京都新聞「現代のことば」欄に掲載されました

 広井良典教授のコラムが京都新聞夕刊(12月14日付)の「現代のことば」欄に掲載されました。
 タイトルは「人生前半の社会保障」で、日本の社会保障給付費が国際比較の観点から見ても高齢者に偏り、教育を含めた子ども・若者向けの支援が大幅に少ない現状を指摘しながら、そのようになった背景や関連のテーマに関する議論の流れを整理しつつ、国・自治体レベルを含めて今後とられるべき方向や政策を提起する内容となっています。

171214hiroi_kyotonp.png現代のことば「人生前半の社会保障」
広井良典(京都大こころの未来研究センター教授・公共政策)
 「人生前半の社会保障」とは聞き慣れない言葉かもしれないが、それは次のような趣旨である。
 近年まで日本での社会保障をめぐる論議は、ほぼもっぱら「高齢者」関連のものだった。実際、日本の社会保障費は既に年間115兆円という規模に達しているが(2015年度)、社会保障全体の約半分(48%)は年金であり、実に55兆円に及ぶ。この額がいかに大きいかは、文部科学省の教育予算が兆円に過ぎないことや、国立大学の予算が1.1兆円という点からの対比からも明らかだろう。(中略)
 なぜこれまで日本の社会保障の議論は圧倒的に高齢者中心だったのだろうか。それは高度成長期においては人生における様々な「リスク」が退職期にほぼ集中していたからであろう。….
(記事より)

◇関連する広井教授の著書
1712hiroi_kyotonp.png
『持続可能な福祉社会 ─「もうひとつの日本」の構想』(ちくま新書/2006年)

2017/12/19

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