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京都幸福会議2013に吉川センター長と内田准教授が参加しました

ZBvumtqQa7Hl_vhvIBfndbJlHLZIfsppz5A6SazzKyk.jpeg 2012年より国連決議によって3月20日が「国際幸福デー」となりました。こころの未来研究センターでは、昨年、日本で初めてブータン仏教やブータンの思想哲学を研究する「ブータン学研究室」を設置。現在も、様々な分野での研究活動を通して、人の幸福につながるこころの研究を続けています。
 2013年3月20日、「京都幸福会議2013」(主催:京都市、京都経済同友会 共催:こころの未来研究センターほか)が立命館大学朱雀キャンパスで開催され、吉川左紀子センター長と内田由紀子准教授が参加しました。
 吉川センター長は、プログラム最初の特別鼎談に、カルマ・ウラ王立ブータン研究所長、島薗進東京大学大学院人文社会系研究科教授と登壇し、コーディネーターを務めました。
 カルマ・ウラ所長は、ブータンのGHNの政策について、その考え方や掲げる目標について様々なデータをもとに紹介。「多くの人は所得や生活環境など外部的条件が満たされることが幸せだと考えるが、実は内面的な条件を満たすことが重要」と話し、ブータン人の幸福度が高い背景に、仏教精神と祈りの浸透、ゆったりとした日常の過ごし方、周囲とのつながりがあることを強調しました。島薗教授は、「東日本大震災を機に、今までの文明至上主義を考え直す必要があることを痛感した。今、ブータンを学ぶことはタイムリー」と話し、ブータン人の死生観について質問。カルマ・ウラ氏は、「ブータン人は死を受け入れ、死について熟考している。よく死ぬことがよく生きることだと身をもって感じている。仏教思想の無常を受け入れた上で、日々を悔いなきよう過ごそうとし、それが幸福感へとつながっている」と話しました。
 吉川センター長は、鼎談の結びにあたり、「ブータンは子どもから大人まで、自分だけではなく他人や生きとし生けるものすべてに対し祈る習慣がある。日本とブータンは、共通する部分がある一方、精神の奥底で異なるところもある。それぞれを知ることが、これからの日本のあり方や幸せについて、さらに考える機会になるのでは」と話しました。
ntlK-58j5gvXs-XvgddjHizHpN3RkJuKDMlEGRtf83c%2CYxEVfre5DBh3vDusbYFhekETUIBCvYvXOpmOIsvFGmc.jpeg その後、赤松徹眞 龍谷大学学長、門川大作京都市長、山田啓二京都府知事、田辺親男京都経済同友会代表幹事らによるパネルディスカッションに続いて、研究者や京都経済同友会の会員を対象に「特別セッション」が行なわれ、内田准教授が、西村周三国立社会保障・人口問題研究所所長、山崎亮京都造形芸術大学教授、岡村充泰ウエダ本社代表取締役社長、袖川芳之京都クオリア研究所研究員らと共に登壇しました。
 「成熟国家における新たな幸福への挑戦」というテーマで、内田准教授は話題提供者として、自身が研究を行なった「東日本大震災と幸福感」の調査データ等を提示し、若者の価値観や震災後の幸福感の変化、日米の幸福感に対する考え方の違いを示しました。登壇者それぞれの立場から展開される多様な幸福感についての意見で討論が白熱するなか、内田准教授は、「今、問われているのは、個人の幸福だけではなく、周囲の人を幸せにしようという幸せの求め方の転換。家族や社員を幸せにできているか、あるいは幸せであるか確認だけでもできているか、そんな意識の変化が今後の社会における鍵になるのでは」と、話しました。議長の西村氏が「世代差や地域差など、個々が持つ幸福の定義や感じ方は異なるが、こうして”幸福”とは何か、という対話を重ねることが重要ではないか」と総括し、セッションは盛況のまま終了しました。
130320kyoto_happiness.png「京都幸福会議2013 ~幸せの国ブータンから,これからの幸せの在り方を学ぶ~」
▽開催日時:2013年3月20日(祝)
▽開催場所:立命館大学朱雀キャンパス5階ホール
▽主催:京都市,京都府,京都経済同友会 共催:大学コンソーシアム京都,京都大学こころの未来研究センター,同志社大学,立命館大学,京都産業大学,龍谷大学,京都学園大学 後援:内閣府,経済社会総合研究所,京都商工会議所,京都経営者協会,京都工業会,在大阪ブータン王国名誉領事館
▽プログラム
特別鼎談「ブータンのGNHからこれからの幸福の在り方を考える」(同時通訳/午後1時から午後2時5分まで)
カルマ・ウラ(王立ブータン研究所所長)、島薗 進(東京大学大学院人文社会系研究科教授)、吉川 左紀子(京都大学こころの未来研究センター長)
▽セッション「幸福が実感できる京都づくりをすすめるためには」(午後2時15分から午後3時40分まで)
議長:赤松 徹眞(龍谷大学学長)、門川 大作(京都市長)、山田 啓二(京都府知事)、田辺 親男(京都経済同友会代表幹事)
▽特別セッション「成熟国家における新たな幸福への挑戦」
議長:西村 周三(国立社会保障・人口問題研究所所長)、内田 由紀子(京都大学こころの未来研究センター准教授)、山崎 亮(京都造形芸術大学教授)、岡村 充泰(ウエダ本社代表取締役社長)、袖川 芳之(京都クオリア研究所研究員)
〜追記(2013.4.8)〜
京都幸福会議の模様がテレビ放映されました。

KBS京都 4月7日(日)22:00〜22:30
京都幸福会議2013 「幸福を実感できる京都づくりをめざして」

□関連ページ
「京都幸福会議2013の開催について」(京都市ホームページ)
「『社会貢献で幸福に』京でブータンに学ぶ会議」(京都新聞)
幸せの国ブータンから学ぶ「国際幸福デー」京都(MSN産経ニュース)

2013/03/21

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