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上田祥行特定講師らの研究が日本マインドフルネス学会で最優秀研究賞を受賞しました

 上田祥行特定講師が教育学研究科の藤野正寛日本学術振興会特別研究員(筆頭発表者)と進めている共同研究が、2017年12月16日・17日に開催された日本マインドフルネス学会第4回大会(早稲田大学)で、昨年度に引き続き「最優秀研究賞」を受賞しました。
 私たちは笑顔よりも怒り顔に注意が向きやすい傾向があることが知られています。これに対して、先行研究では、継続的なマインドフルネス瞑想の実践によって、怒り顔に注意が向く傾向が弱くなり、笑顔に注意が向く傾向が強くなることが示されています。
 本研究では、マインドフルネス瞑想の構成要素である集中瞑想と洞察瞑想のどちらが、これらの傾向に影響を与えるのかを明らかにすることを目的として、初心者の方でも実施できる集中瞑想と洞察瞑想の短期介入インストラクションを作成し、30分間の瞑想の実践が表情への注意バイアスに与える影響を調べました。
 その結果、30分間ただリラックスをした統制群では、怒り顔に対して注意が向きやすい傾向が見られました。これに対して、洞察瞑想を実施した群では、笑顔に対して注意が向きやすい傾向が見られました。また、集中瞑想を実施した群では、どちらの傾向も見られませんでした。
 本研究の結果から、洞察瞑想の実施が、笑顔に注意が向く傾向に影響を与えていることが明らかとなりました。このような傾向が日常生活のウェルビーイングや幸福感に影響を与えていると考えられます。今後、洞察瞑想の実践の背後にあるメカニズムをさらに解明していくことが大切だと考えられます。
 本研究は、こころの未来研究センター別館の実験装置および防音室を用いて実施されました。
◇発表タイトル
洞察瞑想の短期介入が表情への注意バイアスを変容させる
◇発表者
藤野正寛1・上田祥行1(非会員)・井上ウィマラ2・大石悠貴3(非会員)・北川智利3(非会員)・野村理朗1(非会員)
(1 京都大学・2 高野山大学・3 NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
◇発表ページ
http://mindfulness.jp.net/taikai_info.html
◇受賞ポスター
20180600_Ueda_mindfulness02.JPG
※クリックするとポスター画像(PDF)が開きます

2018/06/29

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