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広井良典教授のエッセイが京都新聞夕刊6月4日付「現代のことば」欄に掲載されました

 広井良典教授のエッセイが京都新聞夕刊(6月4日付)の「現代のことば」欄に掲載されました。
 タイトルは「「無の科学」は可能か」で、超高齢化の進展により年間死亡者数が2040年前後にかけて急速に増加していく中で死生観の再構築が急務になっていることを指摘しつつ、芭蕉の句の解釈や「無のエネルギー」など現代物理学の知見との関わり等を述べながら、無や死についての文理を超えた、科学、人間、社会等の多領域に及ぶ横断的な探究が求められていることを論じる内容となっています。

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現代のことば 「「無の科学」は可能か」
広井良典 京都大学こころの未来研究センター教授

 いささか〝縁起でもない″言い方となるが、現在の日本は「死亡急増時代」である。戦後日本における年間死亡者数は、高度成長期を中心に70万人程度で推移していたが、1980年代頃から増加傾向となり、2000年過ぎに年間100万人を超えるとともに以降も急速に増加しており、2040年前後に167万人程度でピークを迎えると予測されている。もちろんこの背景にあるのは超高齢社会の到来だ。
 こうした中で、看取りのケアのあり方や、〝孤独死″などをめぐる対応が大きな社会的課題となるのは言うまでもないが、私はそのもっとも根本にあるのは「死生観」の再構築というテーマだと考えている。
 生死観という時、私が連想する好きな文学作品の一つに、よく知られた芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句がある。・・・・

(2018年6月4日京都新聞 記事より)

2018/06/06

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