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放送大学京都学習センターの公開講座に吉川左紀子教授、畑中千紘特定講師が、京都大学学生総合支援センターの杉原保史センター長・教授と共に登壇しました

 7月22日(日)、放送大学京都学習センターの公開講座に吉川左紀子教授、畑中千紘特定講師が、京都大学学生総合支援センターの杉原保史センター長・教授と共に登壇しました。

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 「心理学からみた若者のこころと現代社会」と題されたこの講座では、まず杉原教授が「学生相談室から見たいまどきの学生の悩みー青年っぽくない青年たちの理解に苦しむ大人っぽくない大人たち」として講演を行い、続いて畑中講師が「若者のイマから現代社会を考えるー非定型化する社会とこころー」としてお話しました。
 これら2つの講演では、多くの中高生・大人の相談者との臨床経験や最新の研究成果をもとに、現代を生きる人たちのこころがどのように変わってきているのか、具体的な例をあげながら論じられました。さらに、一見、理解しにくいように見える異世代の特徴が、実は社会全体のものであるかもしれないことなども指摘されました。
 そして、この2つの講演を受け、吉川教授が「世代間コミュニケーションの難しさと面白さ」と題し、心理相談が、新しい時代に合わせてどのように変化しているかについて紹介し、今までのものが変わっていくことの重要性と難しさについて述べました。
 さらに、中高生の悩みにテキストで答えるSNS心理相談と、認知症高齢者に対して「見る、触れる」などの感覚を活用してケアする「ユマニチュード」の技法を比較し、一見正反対のようでありながら、相手に合わせてこころの交流をはかろうとする、世代を超えたコミュニケーションのあり方としての共通点を指摘しました。
 質疑とディスカッションの時間では、吉川教授が司会となり、会場から寄せられた多くの質問に対して、杉原、畑中両講師が丁寧に応答しコメントをしました。猛暑の一日でしたが、130名を超える方が来場され熱心に聴講されていました。

2018/07/24

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