センターに滞在したMarisa Salanova教授が「ワークエンゲージメントを用いた健康的な組織づくり」に関して講演しました
ジャウメ一世大学(スペイン)のマリサ・サラノバ(Marisa Salanova)教授が、2018年3月18日から25日まで内田由紀子准教授研究室に滞在されました。サラノバ教授は同大学所属研究機関であるWANT – Psychosocial Prevention and Healthy Organizationsで研究監督者を務めており、ポジティブ組織心理学の第一人者として活躍されております。
また、22日には「ワークエンゲージメントを用いた健康的な組織づくり」に関して講演をされました。「ワークエンゲージメントとは仕事との心理的なつながりによって生み出される、活力、熱意、没頭といった仕事に関連する持続的でポジティブな心理状態」と説明され、職場での生産性との関係性やワークエンゲージメントを支える職場環境・心理的資源についてお話をされました。講演の後半では、個人単位とチーム単位でワークエンゲージメントを高める介入とその効果について、最新の知見を紹介されました。講演終了後は内田准教授ならびに滋賀大学竹村幸祐准教授から、研究発表がなされ、サラノバ教授とのディスカッションが行われました。
(報告:京都大学こころの未来研究センター 新谷茉奈)
マリサ・サラノバ(Marisa Salanova)教授 ディスカッションの様子
2018/04/09