『日本仏教セミナー:八宗綱要』
わが国では古来より、神道や仏教などを中心として精神性や道徳、倫理観が構築されてきました。日本発祥の神道に対して、仏教はインド起源であり、インドから日本に伝わる間に、時代的、地域的な変容が起こりました。では、日本に伝わった仏教とは如何なるものなのでしょうか。
本セミナーでは、鎌倉時代の東大寺僧、凝然 (1240~1321)の著した仏教概説書『八宗綱要』を教科書として使用し、日本仏教の土台である、奈良、平安、鎌倉の仏教の基礎を学びます。
すでに、2017年度には序章(インド・中国・日本仏教概説)を、2018年度前期には「俱舎宗」の章を全て読破しました。2018年度後期は「成実宗」の章を読み進めてまいります。
毎回、セミナーの前半は『八宗綱要』を漢文/現代語訳で読んで内容の解説を行い、後半はグループに分かれて内容に関するディスカッションを行います。仏教の基礎知識が少なく、漢文が苦手な方を対象とした日本仏教概論セミナーですが、専門家の方でもご参加頂けます。
▽日程:2019年1月~2月 水曜日不定期(①1/16、②1/23、③2/6、④2/13)*予備日:2/20
▽時間:18:00~19:30
▽場所: 京都大学稲盛財団記念館1階 京都賞ライブラリーセミナー室
京都市左京区吉田下阿達町46(川端近衛南東角)▽受講資格:中学生以上の一般(*研究者も参加可)
※本セミナーでは単位はでません。
▽定員:30名。
▽参加費:無料
▽コーディネーター:熊谷誠慈(京都大学こころの未来研究センター 上廣倫理財団寄付研究部門長 特定准教授)・安田章紀(こころの未来研究センター 研究員)
主催:京都大学こころの未来研究センター 上廣倫理財団寄付研究部門
▽お申込み方法
E-mailにてお申込みください。
件名に「日本仏教セミナー」と明記し、必要事項を記入の上、ご送付ください。
必要事項:①氏名(ふりがな) ②ご所属 ③参加頻度(何回程度参加可能か) ④返信用メールアドレス
連絡先/申込先: 京都大学こころの未来研究センター リエゾンオフィス
kokoro-culture*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(お手数ですが、*を@に変えてください)
2019/01/16