広井良典教授が京都大学人社未来形発信ユニット第3回全学シンポジウム「アジア人文学と産学連携」で報告を行いました
広井良典教授が京都大学人社未来形発信ユニット第3回全学シンポジウム「アジア人文学と産学連携――京大人社とNTT・日立との共同研究を通じて」で報告を行いました(1月26日、東京・大手町ファーストスクエアカンファレンス)。
今回のシンポジウムは、昨年4月の「アジア人文学の未来」、同8月の「女性がつくるアジア人文学」に続く人社未来形発信ユニット主催の第3回目の全学シンポジウムで、京大とNTT及び日立との共同研究に焦点をあてつつ、人文社会科学と産業界の協働の現状と展望を幅広く議論する趣旨で開催されました。
シンポジウムでは、澤田純・日本電信電話株式会社代表取締役社長、鈴木教洋・日立製作所執行役常務CTO兼研究開発グループ長、出口康夫・京都大学文学研究科教授・人社未来形発信ユニット長の基調報告の後、広井教授を含む5名が研究成果と展望に関する報告を行い、続いて登壇者によるパネルディスカッションが会場を交えて活発になされました。
広井教授の演題は「AIを活用した社会構想と政策提言――人文社会科学と自然科学の新たな協働」で、日立京大ラボとの共同研究を踏まえつつ、AIを活用した社会構想の試みを通じ、「望ましい社会」「実現すべき社会」や「持続可能性」「幸福」などの「価値」の探求に関する人文社会科学の重要性がむしろ明るみになっていることが提起されました。
2020/02/04