広井良典教授が京都大学東京オフィスにて「無と意識の人類史 ―私たちはどこに向かうのか」と題する市民講座を行いました(2020年2月14日)
広井良典教授が京都大学東京オフィス(大会議室A・B)にて「無と意識の人類史 ―私たちはどこに向かうのか」と題する市民講座を行いました(2020年2月14日)。
近年、「ビッグヒストリー」と呼ばれる、宇宙の生成から地球、生命、人間の誕生と展開に至る全ての歴史を一貫した視野においてとらえ返そうとする試みが注目を集めていますが、それは現在の私たちが根本的な歴史の転換期を迎えていることに由来するものと考えられます。
本市民講座は、以上のような問題意識を踏まえつつ、人間の歴史を「拡大・成長」と「成熟・定常化」のサイクルとして把握するという視点と、人類史において「無」や「死」がどのように理解されてきたかという点を合わせながら、個人の死生観とも通ずる「私たちはどこに向かうのか」というテーマを考えていくという趣旨で行われたもので(上廣倫理財団寄付研究部門の社会還元事業の一環)、約40名の参加の下、広井教授の講義に続き、参加者との間で活発な質疑応答がなされました。
【DATA】
▽日程:2020年2月14日(金) 18時00分~20時00分
▽場所:京都大学 東京オフィス 大会議室A・B
▽参加費:無料
▽対象:学生、研究者、一般
▽参加者:46名
2020/03/09