広井良典教授の論説が京都新聞(1月19日付朝刊)ほか全国の地方紙に掲載されました(共同通信配信)
広井良典教授の論説が京都新聞(1月19日付朝刊)ほか全国の地方紙に掲載されました(共同通信配信)。
タイトルは「社会保障の世代配分議論を」で、前半では、すでに高齢化率で世界一であり2065年頃に向けて高齢化のフロントランナーとして歩んでいく日本において、特に高齢期の「創造性」に注目した新たな発想が求められることを、アメリカの老年学者コーエンの議論や、浮世絵師の葛飾北斎が富嶽36景を書いたのが60代から70代の時期であったことに言及しながら論じています。後半では、日本の高齢化率が国際的に特に高いのは長寿ではなく少子化に主因があることを指摘し、国際比較の観点から見て非常に小さい若い世代への支援の強化を含め、社会保障の世代間配分あり方を正面から見直していくことの重要性を論じる内容となっています。
2021/02/02