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武藤拓之特定助教の解説論文が『基礎心理学研究』に掲載されました

武藤拓之特定助教の解説論文「実験心理学者のための階層ベイズモデリング入門──RStanによるチュートリアル──」が、学術雑誌『基礎心理学研究』(392) に掲載されました。

 

データの生成過程を確率モデルで表し、その確率モデルをデータに当てはめることで現象の理解と予測を目指す手法は統計モデリングと呼ばれます。近年、汎用的な推定アルゴリズムであるMCMC法を利用したベイズ推定の実行環境の普及により、従来の方法では扱うことの難しかった複雑なモデルを柔軟かつ容易にデータに当てはめることのできる状況が整ってきました。このようなベイズ統計モデリングを心理学実験と組み合わせることで、人間の情報処理の仕組みを実証的・数理的に検証するための強力な武器になることが期待されます。

 

本論文では、知覚・認知心理学における3つの有名な実験パラダイム(心的回転課題・心理物理課題・フランカー課題)を例に、ベイズ統計モデリングの実践法をチュートリアル形式で解説しています。特に、個人差間のばらつきと試行間のばらつきの両方を同時に考慮した分析を実行できるなど、拡張性が高く幅広い現象に適用可能な階層ベイズモデリングの考え方に焦点を当てています。また、統計モデリングの実践に関連するいくつかのトピック(e.g., モデル選択、研究の透明性、二次分析)についても簡潔に議論しています。

 

武藤 拓之 (2021). 実験心理学者のための階層ベイズモデリング入門──RStanによるチュートリアル── 基礎心理学研究, 39(2), 196-212.
https://doi.org/10.14947/psychono.39.27(オープンアクセスです。)

 

※本解説論文で使用したデータと分析スクリプトはOSFレポジトリで公開しています(https://doi.org/10.17605/osf.io/2zxs6)

2021/05/31

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