Barbara Holthus先生による講演会を開催しました
ドイツ日本研究所副所長のBarbara Holthus博士の講演会を12/20に開催しました。
社会学者であるBarbara先生に、ライフコースとWell-beingについてお話しいただきました。日本におけるこどもを育てる際のWell-beingのジェンダー格差や地域格差についてのご自身の一連の研究をご報告いただきました。研究手法もメディア分析、質的研究や量的研究、またそれを組み合わせた混合研究法などを用いられ、多分野横断的な視点の大切さを述べておられました。話題も結婚についての価値観の変容から2021年東京オリンピックにおけるボランティアのモチベーションの変化、ペットと人間の関係性など多側面から日本のライフコースにおけるWell-beingを考察されていました。講演後には参加者との議論も活発に行われ、文化の違いやWell-beingの捉え方、ライフステージによる違い、今後の多分野共同研究の可能性など多岐にわたり盛況な講演会となりました。
(報告:瀬川裕美研究員)
なお、本講演会はJSPS科研費学術変革領域研究(A)「生涯学」(JP21H05329, JP20H05800)のサポートを受けて行われました。
2021/12/22