広井良典教授が沖縄経済同友会・SDG委員会で「幸福度指標をめぐる展望と課題――沖縄発・新しい豊かさのモデル」と題する報告を行いました(9月16日)。
広井良典教授が沖縄経済同友会・SDG委員会で「幸福度指標をめぐる展望と課題――沖縄発・新しい豊かさのモデル」と題する報告を行いました(9月16日、那覇市りゅうぎん健保会館)。
沖縄経済同友会では、同SDGs委員会の中に本年5月「沖縄県民総幸福度(GOH)構築推進のためのチーム(略称:チームGOH)」を設置し、県の新21世紀ビジョンの客観的指標を支え、その横串となる主観的幸福度指標の構築についての検討を進めており、東京都荒川区、岩手県など先進自治体の事例分析を含んだ調査報告書をまとめ沖縄県庁に提出する予定です。
今回の委員会はその一環として開催されたもので、広井教授は幸福度指標をめぐる内外の展開やその背景、自治体での政策事例、幸福度指標の意義と課題等について報告を行いました。
またそれらを踏まえ、「沖縄が幸福度指標に取り組む意味」として、「(1)沖縄に暮らす人々にとっての意味=①沖縄の良さを再発見したり、沖縄をどういう地域、社会にしていくかを考えるきっかけに。②同時に、沖縄における様々な課題を発見し対応の優先順位を考えるツールに」、「(2)日本社会全体にとっての意味(「幸福の『沖縄モデル』」の発信)=①沖縄の良さを発信、提言するという意味、②日本社会のあり方や課題を問題提起するという意味」について述べ、以上を受けてチームGOHメンバーとの壇上対談や質疑応答が行われました。
関連サイト
幸福度指標で 「沖縄再発見」 京大の広井教授 | 沖縄タイムス紙面掲載記事 | 沖縄タイムス+プラス (okinawatimes.co.jp)
2022/09/26