2月2日(土) 13:30-17:45 日本学術会議シンポジウム「ゲノムから心まで:心の先端研究拠点への展望」が時計台記念館において開催されます。どなたでも参加できます。申しこみなどは必要ありません。
日本学術会議シンポジウム「ゲノムから心まで:心の先端研究拠点への展望」
1.主催
日本学術会議 心理学・教育学委員会
「心の先端研究拠点と心理学専門教育」分科会
2.後援
京都大学グローバルCOE生物多様性研究拠点(A06)
京都大学グローバルCOE心が活きる教育のための国際的拠点(D07)
3.日時
平成20年2月2日(土)13:30から17:45
4.場所
京都大学百周年時計台記念館(京都大学-アクセスマップ)
5.開催趣旨
人間の体が進化の産物であるように人間の心も進化の産物である。ヒトゲノム解読に続いて、2005年にはチンパンジーゲノムやイネゲノムが解読された。人間の生
物的基盤の理解がすすむ一方で、部分に還元されないまるごと全体としての人間という存在をどのように理解するかが問われている。心の研究は、従来は心理学や認知科
学の領域だったが、全体的な理解には多様な学際的なアプローチが必要だろう。そこで、ゲノム科学、比較認知科学、心理物理学、神経科学、認知ロボティクスなど、人
間の心の理解につながる多様な先端研究の現状を総覧し、相互の理解を深めるとともに、将来的な共同研究および国際連携の拠点づくりを展望したい。
6.プログラム
開会あいさつ:
長谷川壽一(東京大学教授、日本学術会議会員)
Ⅰ 講演(13:30-15:30)心の先端研究
1) 下條信輔(カリフォルニア工科大学、教授)心理物理学の研究から
2) 入来篤史(理化学研究所、東京医科歯科大学、教授)神経科学の研究から
3) 浅田稔(大阪大学大学院工学研究科、教授)認知ロボティクスの研究から
Ⅱ 討論(15:45-17:45)バーチャル共同研究拠点への展望
司会:長谷川壽一(東京大学)
パネリスト(あいうえお順):阿形清和(京都大学)、今井むつみ(慶応義塾大学)、内田伸子(お茶の水女子大学)、子安増生(京都大学)、坂上雅道(玉川大学)、実
森正子(千葉大学)、積山薫(熊本大学)、辻敬一郎(名古屋大学)、西田眞也(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、藤田和生(京都大学)、松沢哲郎(京都
大学)、山岸俊男(北海道大学)、吉川左紀子(京都大学)、渡辺茂(慶応義塾大学)、渡邊正孝(東京都神経科学研究所)
コメンテーター:松本紘(京都大学研究担当理事・副学長)
閉会あいさつ:
内田伸子(お茶の水女子大学教授、日本学術会議会員)
2008/02/01