『死を恐れなかった日本の文化』第36回品川セミナーベッカー教授の講演が読売新聞で紹介されました
2013年5月10日(金)に行なわれた京都大学第36回品川セミナーでのカール・ベッカー教授の講演が、5月20日付の読売新聞にて紹介されました。
私が来日した40年前、日本人の多くが在宅で亡くなった。家族が身内の往生を共有することで、老いや死という自然の摂理を受け入れてきた。死に直面しても、「あの世」で親や友人に再会できるという希望を抱き、死を恐れない文化であった。
だが、20年もたたないうちに病院で死ぬようになり、近親者の死をみとることがなくなってきた。死を知らなくなった結果、日本人は死を恐れる民族に転じた。
終末期にどのような医療を受けたいかなどを生前に決めておく習慣がないため、死に臨んで混乱が起きるのも気がかりだ。
生き、老い、病を得て死ぬことは、科学だけでは理解できない。そんな時には、日本人の経験と知恵に答えを見いだすことができるのではないか。
(読売新聞記事より抜粋)
だが、20年もたたないうちに病院で死ぬようになり、近親者の死をみとることがなくなってきた。死を知らなくなった結果、日本人は死を恐れる民族に転じた。
終末期にどのような医療を受けたいかなどを生前に決めておく習慣がないため、死に臨んで混乱が起きるのも気がかりだ。
生き、老い、病を得て死ぬことは、科学だけでは理解できない。そんな時には、日本人の経験と知恵に答えを見いだすことができるのではないか。
(読売新聞記事より抜粋)
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2013/07/23