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第4回京都大学ブータン研究会が行われました。

【イベント名】第4回京都大学ブータン研究会 
【日時】 2012年12月4日(火)17:00~18:30
【場所】 京都大学こころの未来研究センター(稲盛財団記念館2階)225会議室
【発表者】 塩見康博氏(立命館大学理工学部・専任講師)
【講演題目】「Bhutan Transport 2040を紐解く」
コメンテーター 中嶋智之氏(京都大学経済学研究所・教授)
 【発表概要】
 幸福大国と言われるブータンも、近代化・国際化を進める上で少なからず問題を抱えています。その1つが近年の首都ティンプへの人口集中です。都市化が進む中で、どのようにして環境や文化を保全していくかということが課題とされていますが、もう1つ注目すべきは交通問題です。今回は、交通工学の専門家である塩見康博氏に、ブータンの交通の状況と今後の展望についてお話し頂きました。
近年のブータンでは、乗用車台数が急激に増加したことで、交通渋滞や騒音などの問題が発生しており、さらには死亡事故の数も増加傾向です。近代化を進める上で乗用車の利用は不可欠ですが、無計画に乗用車台数を増やせば、小国ゆえにその負の側面が顕著に現れます。塩見氏は、ブータンの長期的交通計画であるBhutan Transport 2040の概要と利点、さらには問題点および今後の対策について、具体的なシミュレーションをもとに解説されました。
 質疑応答中には、コメンテーターの中嶋智之氏が、ブータンの交通、産業、文化などについて、経済学的視点にもとづいたコメントを行い、また他の参加者からも、環境、産業的、文化、外交など様々な側面について多くの意見が寄せられ、活発な議論が取り交わされました。
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2012/12/26

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