第22回ヒマラヤ宗教研究会 国際シンポジウム
「弱者を生き抜くチベットの知恵:ボン教の歴史、思想、文化、瞑想実践」
※定員に達しましたので、お申込を締切ました。(2020/1/6)
こころの未来研究センター上廣倫理財団寄付研究部門ブータン学研究室では、公開型研究会「京都大学ヒマラヤ宗教研究会」を定期開催しています。今回は、「ボン教の歴史、思想、文化、瞑想実践:弱者を生き抜くチベットの知恵」という題目にて、国際シンポジウムを開催します。
チベットは仏教国として有名ですが、仏教伝来以前から、ボン教と呼ばれる土着宗教が存在していました。8世紀に仏教が国教化されて以来、ボン教は少数派として生き残ってきました。時に弾圧を受けながらも、争いを好まず平和的に、時にしたたかに難況を切り抜けてきました。レジリエンスとフレキシビリティに長けたこのボン教という宗教は、困難の多き現代社会を生きる私たちにも、多くの手がかりを与えてくれるのではないでしょうか。本シンポジウムでは、「弱者を生き抜く知恵」をテーマに、ボン教の歴史、思想、文化、瞑想実践について考察をします。
(*使用言語は日本語および英語、英語の講演は日本語通訳付きとなります)
▽日時:2020年1月17日(金)15時00分~19時00分(開場14時30分)
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
京都市左京区吉田下阿達町46(川端近衛南東角)※アクセス
*17時55分頃に建物入口が閉まりますので、それよりも前にご来場ください。
▽参加費:無料
▽対象:どなたでも参加いただけます。
▽使用言語:英語(日本語通訳付き)
▽定員:50名
申込みによる先着順とし、定員になり次第、締め切らせていただきます。
主催:京都大学こころの未来研究センター 上廣倫理財団寄付研究部門 ブータン学研究室
【タイムスケジュール】(*予定)
15:00-15:05 イントロダクション(ボン教のもつレジリエンスとフレキシビリティ)
15:05-15:30 ボン教の歴史:三宅伸一郎(大谷大学文学部教授)
15:30-15:55 ボン教の思想(ボン教の哲学思想に見られるレジリエンスとフレキシビリティ):熊谷誠慈(京都大学こころの未来研究センター上廣研究部門 部門長)
15:55-16:20 ボン教の文化(現代を生きるボン教徒の諸相):小西賢吾(金沢星稜大学教養教育部准教授)
16:20-16:40 休憩
16:40-17:30 ボン教の文化・儀礼:ダニエル・ベロンスキー(プラハ大学准教授)
17:30-17:40 休憩
17:40-18:30 ボン教の密教(ボン教の母タントラを中心に):ニマ=ホジェル・ラマ(プラハ大学助教
)
18:30-18:55 ボン教のゾクチェン瞑想:箱寺孝彦(瞑想指導者)
18:55-19:00 総括(未来社会におけるボン教の可能性)
参加ご希望の方は、E-mailにてお申込みください。
件名に「第22回ヒマラヤ宗教研究会 国際シンポジウム申込み」と明記し、必要事項を記入の上、ご送付ください。
※定員に達し、ご参加頂けない場合のみご連絡をさし上げます。
必要事項:①お名前(ふりがな)、②ご所属、③返信用ご連絡先(メールアドレス)
※返信用メールアドレスは明確にお願いします。
連絡先/申込先:京都大学こころの未来研究センター・リエゾンオフィス(平日9時~17時)
E-mail: kokoro-bh*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
URL:http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/index.html
2020/01/17