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鎌田教授のコラム「京都現代藝苑2015と北野天満宮『悲とアニマ展』」が徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 28」(2015年4月1日付)に鎌田東二教授のコラムが掲載されました。
 2015年3月7日から14日まで京都市上京区の北野天満宮において、鎌田東二教授が研究代表者を務める「モノ学・感覚価値研究会」が主催する「悲とアニマ ー モノ学・感覚価値研究会アート分科会展」が開催されました。記事にて鎌田教授は、現代アートの総合イベント「現代京都藝苑2015」のひとつに位置付けられた本展を企画した経緯を紹介し、北野天満宮を舞台に選んだ理由、鎮魂供養の思いと未来への生の活力を形にし、多くの来場者と話題を集めたイベントの全容を鮮やかに振り返りました。

1504kamata_tokushima.png「京都現代藝苑2015と北野天満宮『悲とアニマ展』 伝統の」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 「悲とアニマ展」は、直接的には東日本大震災を機にもたらされた「悲」(グリーフ)を生死を超えた永遠のいのちに接続することを悲願として開催された。「悲」を生きる力や霊性=アニマに転換する信仰こそが北野天満宮の本質だと捉え、この展覧会をぜひとも北野天満宮で開催したいと考えたのである。
 昨今、東日本大震災、近畿大水害、各地の台風被害、御嶽山噴火、紛争やテロリズムや暴力など、国内外で天災も人災も多発している。このような現状の中で、芸術・芸能を通した鎮魂供養の試みとして、一宗一派も宗教の違いも超える「悲とアニマ」という広大無辺の大非・大慈への普遍的な祈りと鎮魂を実現し、死者への供養と生の活力としたいと考えたのだ。
(記事より)

2015/04/01

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