身心変容技法研究会一般公開講座「丹道峨眉気功と身心変容のワザ」を開催しました
鎌田東二教授が研究代表者を務める身心変容技法研究会の一般公開講座が、2015年4月9日、稲盛財団記念館3階大会議室で開催されました。
身心変容技法研究会は、科研基盤研究A「身心変容技法の比較宗教学-心と体とモノをつなぐワザの総合的研究」を正式名称とし、多彩な研究メンバーによる最新の研究成果を結びつけ、身体と心との相互的な関わりをワザやモノを媒介として分析・研究するプロジェクトです。一般に向けて公開する今回の講座は、昨年に続いて中国峨眉丹道医薬養生学派第十四代伝人の張明亮老師(北京黄亭中医薬研究院院長)をお招きし、基調講演とワークショップをおこなっていただきました。
はじめに、張老師による「丹道峨眉気功と身心変容のワザ」というテーマでの講演(通訳:山元啓子氏)があり、丹道峨眉気功の成り立ちに始まり、心と体を一つにするための実習と実践の方法まで、分かりやすい解説と実技の披露を組み合わせながらレクチャーいただきました。続いて、老師による表演と、参加者全員による実践ワークショップがあり、会場は熱気に包まれました。その後、司会進行を務めた鎌田教授との対談と総合討論によって議論を深めました。会場には、のべ240人を超える参加者にお越しいただき、盛況のまま終了しました。
[開催ポスター]
[DATA]
▽ 日時:2015年4月9日(木)13時~17時
▽ 場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽ プログラム:
13:00~14:30 基調講演「丹道峨眉気功と身心変容のワザ」張明亮(北京黄亭中医薬研究院院長・中国峨眉丹道医薬養生学派第十四代伝人)
14:45~15:45 ワークショップ「丹道峨眉気功の実践」張明亮
16:00~17:00 対談・総合討議:張明亮×鎌田 東二(京都大学こころの未来研究センター・教授/宗教哲学・民俗学)
通訳:山元啓子、司会:鎌田東二
▽ 参加者数:約240名
2015/04/30