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鎌田教授のコラムが徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 17」(5月1日付)に鎌田東二教授のコラムが掲載されました。
 この春、鎌田教授は「宗教者災害支援連絡会」3周年記念シンポジウム「宗教と災害支援ー3.11以後と今後」、Mind&Life Instituteとこころの未来研究センターの共催による国際会議「Mapping the Mind」、新日本研究所主催のシンポジウム「土・水・火・空を問うー世界連邦都市綾部から」、韓国の東国大学校での講演会「アジア共同体の構築に向けた仏教と宗教の役割〜日本の宗教文化の視点から」など、様々な場に赴きました。鎌田教授は、これらの活動を報告すると共に、宗教学者の視点から現代社会における宗教の果たす役割や存在意義について考察しています。

140501kamata_tokushima17.png「今を生きる宗教の意義と力 心の平安に大きな役割 被災者と地域を支える」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 4月となって新学期が始まり、一挙に慌ただしくなった。加えてシンポジウムなどイベントも重なった。(中略)
 そして23日、韓国は慶州の仏教系(曹渓宗)大学の東国大学校で「アジア共同体の構築に向けた仏教と宗教の役割〜日本の宗教文化の視点から」と題して講演した。(中略)
 心を鎮め浄化する鎮魂供養の力を持つ芸能・芸術のワザや政治や政府に頼らない人間的なつながり・ネットワーク、友愛や慈悲や誠を供給する共感共同体の形成、そしてそれを基盤に作り上げる理知的認識の共有とそれを支える理想・願・意志の志向性の深化を問いかけた。
 世界は苦悩に満ちている、だが、そこから脱却する道があると仏教は教えるが、心の平安をもたらし共鳴・共存できる「アジア共同体」を作ることができなければ人類の未来が暗いことはいうまでもない。そこで宗教の役割はまだまだ大きなものがあると確信する。
(記事より)

2014/05/07

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