京都大学 東京オフィス 連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ15 こころの未来 -私たちのこころは何を求めているのか-
京都大学 東京オフィス 連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ15
こころの未来 -私たちのこころは何を求めているのか-
このたび、京都大学東京オフィスにて、連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ15を開催します。
最も身近でありながら、簡単には答えがでない「こころ」の問題。こころにまつわる学問や問題意識は、現代社会においてあらためてクローズアップされています。本シリーズでは、文化心理学、脳科学、宗教学、臨床心理学のアプローチから、現代に生きる私たちの「こころ」とその行方について問い直します。人々の心は何を求め、どこへ向かおうとしているのか。こころの研究から浮かび上がってくることを、4人の講師がお話しするとともに、毎回、異なる分野の研究者がディスカッサントとして登場し、学際的な議論を深めます。
▽ 日時:2014年5月28日(水)、6月4日(水)、6月11日(水)、6月25日(水)
各回とも18時30分~20時00分
▽ 場所:京都大学 東京オフィス
※東京オフィスへのアクセスは以下をご参照ください。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/about/access.htm
▽ プログラム
・第1回「日本文化における主体性とは何か -日本人の意識、感情、関係性からの考察」
2014年5月28日(水曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 内田 由紀子(こころの未来研究センター・特定准教授)
内容: 近代社会の中で私たちは自分の意思で何かを選ぶ「自由」を手に入れてきました。自由選択には、責任と主体性が伴いますが、これは日本社会において難しい課題の一つです。日本人の心を巡る諸問題について、文化心理学の観点から論じます。
・第2回「自分の意思で決めるとはどういうことか? -心理学と脳科学の視点から」
2014年6月4日(水曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 阿部 修士(こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門・特定准教授)
内容: 現代の社会で私たちは驚くほどたくさんの決断を迫られます。感情の赴くままに決めることもあれば、自分の気持ちを抑えて決めることもあるでしょう。心理学と脳科学の観点から、私たちがどのように迷い、決めているのか、そのメカニズムを考えていきたいと思います。
・第3回「求めるべき幸福とは -ブータンの国民総幸福政策とその根底に横たわる精神性」
2014年6月11日(水曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 熊谷 誠慈(こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門・特定准教授)
内容: 近年、ブータンの「国民総幸福」(GNH)は大きな注目を集めていますが、そもそもブータンの人々はどのような精神性を持ち、いかなる幸福を求めているのでしょうか。宗教学の視点から考えていきたいと思います。
・第4回「主体性は超えられるのか? -心理療法における揺らぎと超越」
2014年6月25日(水曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 河合 俊雄(こころの未来研究センター・教授)
内容: 心理療法で問題になるのは、気力がなくなり学校に行けなくなる、重い病気や災害に遭うなど、主体性の揺らぎです。その際に主体性を回復することと同時に、主体性を超えた次元との関係が大切であることを論じたいと思います。
▽ 申し込み方法
以下の京都大学本部HPの申し込み方法をご覧の上、お申し込みください。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2014/140625_1.htm
※申し込み締め切り:全4回ともに、2014年5月20日(火)
※申し込み先はこころの未来研究センターではありません。
▽ 問い合わせ先(※こころの未来研究センターではありません)
京都大学 東京オフィス
〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階
Tel: 03-5479-2220、Fax: 03-5479-2221
E-mail: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
ホームページ: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/
2014/04/30