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内田准教授、萩原研究員らの論文が『Frontiers in Psychology』に掲載されました

 内田由紀子准教授、荻原祐二教育学研究科研究員らの研究成果が2015年10月22日、『Frontiers in Psychology』に掲載されました。論文は、新生児の名前の経時的な変化を分析することによって、日本文化が個性をより重視し、個人主義化しているかどうかを検討したものです。
 研究では、ベネッセコーポレーションと明治安田生命保険が公開している2004年から2013年にかけての新生児の名前ランキングを分析したところ、名前をつける際に人気のある漢字をつかう割合は増加していましたが、人気のある名前の読みをつかう割合は減少しており、人気のある漢字の組み合わせをつかいながらも異なる読み方で名前がつけられる傾向があることが分かりました。これにより、日本文化は個性をより重視する個人主義文化に徐々に変容しつつあることが実証的に示されました。
 研究の概要や研究者のコメントは、京都大学のウェブサイトに掲載されています(画像をクリックすると記事に移動します)。また、論文はオープンアクセスですのでウェブで全文をお読みいただけます。

[研究成果] 個性的な名前を与える傾向が増加している -日本文化の個人主義化を示唆- | 京都大学ウェブサイト
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○書誌情報
Ogihara, Y., Fujita, H., Tominaga, H., Ishigaki, S., Kashimoto, T., Takahashi, A., Toyohara, K., & Uchida, Y. (2015). Are common names becoming less common? The rise in uniqueness and individualism in Japan. Frontiers in Psychology. 6: 1490. doi: 10.3389/fpsyg.2015.01490
http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fpsyg.2015.01490/abstract

 なお、10月22日付の朝日新聞、京都新聞、日本経済新聞、毎日新聞、共同通信ニュースなど多くのメディアで掲載されました。詳しくは下記リンク先の記事をご覧ください。
内田准教授、荻原研究員らの研究成果が朝日新聞、京都新聞、日経新聞、毎日新聞などで取り上げられました

2015/11/11

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