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河合教授のエッセイが『桑楡(そうゆ)』に掲載されました

 河合俊雄教授のエッセイが、京都の料亭・和久傅が発行する冊子『桑楡(そうゆ)』第十三号に掲載されました。
 『桑楡(そうゆ)』は毎号、文学、経済、科学、芸能など各分野から一人ずつの執筆者が寄稿するエッセイ集で、2011年の刊行より多くの愛読者を集めています。河合教授は、今年七回忌を迎えた河合隼雄京都大学名誉教授の名を冠した河合隼雄財団の設立と河合隼雄物語賞・学芸賞授賞式の開催を振り返りながら、父の仕事と思想の根幹にある「物語」について想いをしたためると共に、授賞式の開催地を京都にした理由と、2016年の京都開催が決定した国際分析心理学会の招致活動に尽力したエピソードを紹介しています。

「京都という魂のトポス」臨床心理学者 河合俊雄
IMG_7876.jpg 今年の七月十九日は、河合隼雄の七回忌であった。享年七十九歳であったことと合わせて、元数学専攻で数字の意味づけにも興味を抱いていた河合隼雄からすると、何か一つ足りない感じが醸し出されている数字かもしれない。それは無念さを表しているかもしれないし、ユング心理学の考え方に沿うなら、欠けていることこそ完成(perfection)への途上にある完成さ(completeness)を示しているのかもしれない。
 まさにその成し遂げられなかったものを受け継ごうという意味で、昨年に遺族全員、それに河合隼雄が生前にお世話になった人たちがこころを合わせることで河合隼雄財団を立ち上げ、今年に河合隼雄物語賞と学芸賞の第一回の受賞作を発表した。(中略)
 没後に、父河合隼雄の多くの著作を編集したり、新たなシリーズで刊行したりする作業のために著作を読み返すうちに、やはり「物語」というコンセプトが河合隼雄の仕事と思想の根幹にあるという思いを強くした。それはクライエントの物語に耳を傾けるという心理療法家としての営みを超えて、人々のこころを支える物語を生み出すことや研究することに関わっている。
(エッセイより抜粋)

『桑楡』(和久傅のウェブサイト)
http://www.wakuden.jp/culture/2.html

2013/11/08

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