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「支える人の学びの場 こころ塾 2013」第4回を開催しました

PB176697.JPG 11月17日、「支える人の学びの場 こころ塾 2013」第4回が稲盛財団記念館大会議室で開催されました。
 こころの未来研究センターでは、今年、初めての取り組みとして、作業療法士、理学療法士、臨床心理士、言語聴覚士など、「人を支える」立場の方々に学びの機会を提供するためのセミナー「支える人の学びの場 こころ塾 2013」を、シリーズ開催して参りました。8月25日の第1回「こころの誕生」(8月25日)を皮切りに、第2回「こころ・からだ・他者」(9月8日)、第3回「伝え合うこころ」(11月3日)がすでに終了し、11月17日に本年度最終回となる第4回がおこなわれました。
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 第4回は「分かり合うこころ」をテーマにレクチャー&ディスカッションがおこなわれました。第1回、第2回、第3回に続いて乾敏郎先生(情報学研究科教授・認知神経科学)が「他者を知り、共鳴する脳」というテーマで講義をおこない、続いて、田中康裕先生(教育学研究科准教授・臨床心理学)が、「心理療法は発達障害から何を学ぶのか?」というテーマで講義しました。田中先生は事例を紹介しながら、特に「大人の発達障害」に着目してお話しされました。田中先生の講義終了後、参加者同士が講義について意見交換する「情報交換会Ⅰ」をおこない、お茶菓子を囲みながらリラックスした雰囲気のなかで意見を交わし合いました。その後、松島佳苗先生(医学研究科助教)による事例紹介がおこなわれ、過去に講師として参加された加藤寿宏先生(医学研究科准教授)、嶋谷和之先生(大阪市更生療育センター)、小松則登先生(愛知県心身障害者コロニー中央病院)らを交えたフロアディスカッションがおこなわれました。
 フロアディスカッションでは、報告された事例に関するコメント、およびセラピストの介入や治療方法の根拠について、基礎研究と実践をつなぐディスカッションが活発に行われました。最終回では具体的な事例にとどまらず、明和政子先生(教育学研究科准教授・第1回ゲスト講師)の問いかけなどから、発達障害を抱える子どもたちへの早期療育の是非、今後の療育のあり方など、研究者・実践者ともにこれからの支援を考えるきっかけとなりました。
 事例報告と討論が済んだ後、すべてのプログラムを終えた参加者に対して、「こころ塾2013」の修了証が贈られました。参加者の名前が呼ばれ、講師陣より修了証が手渡されました。その後、参加者・講師全員で集合写真を撮影しました。4ヶ月に渡って4回の日程を受講し終えた参加者の皆さんは、修了証を手に晴れ晴れとした笑顔で写真撮影と交流の時間を過ごされていました。
 企画した吉川左紀子センター長は、こころ塾2013の終了にあたって参加者の皆さんに対し、次のようなメッセージをお伝えしました。「講師として参加した大学の研究者も、参加者のご意見を伺いながら、これからの研究課題や研究のあり方を考えるとてもよい機会となりました。『支える人のための学びの場』は、これからの日本の社会に必要な、あたらしい教育の場と考えています。皆さまからいただいたさまざまなご意見を参考に、来年のこころ塾2014に向けて準備をすすめてまいります。」
 来年度のこころ塾にもぜひご期待ください。開催時期や内容については、決定次第、当センターのホームページ京都大学のホームページ等でご案内します。
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●参加者の感想(一部抜粋)
・臨床の場を離れて、改めて自分の臨床を見つめ直すことが出来た貴重な時間でした。
・毎回知的好奇心がくすぐられ、とても楽しかった。
・自分の基礎知識の未熟さでついていけない内容もありましたが、そこまできちんと考えることでセラピーも、もっと精密になっていくと思いました。セラピー(OT以外も)と研究を合わせて考えること、これからもお願いしたいです。
・脳の基礎〜臨床に繋げられる研究を今後も知りたい。次年度以降も受講を希望します。
・自分の頭の中にある臨床をしっかり照らし合わせて自分の臨床を変化させていきたいと思います。抗けいれん薬の影響についての話がありましたが、薬物の脳へ及ぼす影響について詳しく聞きたいと思いました。小脳の運動学習について、また、早産のお子さんと満期産のお子さんの違いも詳しく知りたいです。
・ST、OT、CPが一緒に学べ、交流が図れるのは画期的でした。
・他職種と話をする交流時間はとても良く、違う施設、違う職種の人と話ができて多くの情報も知識も共有できました。お菓子、お茶も良かったです。

[DATA]
「支える人の学びの場 こころ塾 2013」第4回
▽日時:2013年11月16日(日)10:00-17:30
▽場所:稲盛財団記念館3階大会議室
▽プログラム:「分かり合うこころ」
「他者を知り、共鳴する脳」乾 敏郎(情報学研究科教授)
「心理療法は発達障害から何を学ぶのか?」 田中康裕(教育学研究科准教授)
事例報告 松島佳苗(医学研究科助教)
司会進行 吉川左紀子
9時00分~ 受付開始
10時00分~12時00分 講義と質疑 講師:乾敏郎(情報学研究科 教授)
12時00分~13時00分 昼食
13時00分~14時20分 講義と質疑 講師:ゲスト講師
14時20分~14時30分 休憩
14時30分~15時00分 情報交換会(講義内容に関してのテーマ)
15時00分~16時00分 事例報告 
16時00分~17時00分 質疑・応答・フロアディスカッション
17時00分~17時30分 修了証渡し・集合写真
17時30分 終了
▽参加者数:82名
[開催ポスター]
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2013/11/22

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