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ダライ・ラマ法王ご臨席のもと、米国Mind & Life Instituteとの共催にて国際会議Mapping the Mindを開催しました。

 ダライ・ラマ法王ご臨席のもと、米国Mind & Life Instituteとの共催にて国際会議Mapping the Mindを開催しました。センターからは、吉川左紀子センター長、下條信輔特任教授、北山忍特任教授、入来篤史特任教授、熊谷誠慈特定准教授が参加しました。
 2014年4月11日(金)、12日(土)の2日間にわたり、京都ホテルオークラにて、国際会議Mapping the Mindを開催いたしました。同会議では、「こころ(mind)」をテーマとして、ダライ・ラマ法王14世、12名のスピーカー、および1名のモデレーターが各々の専門から講演、およびディスカッションを行いました。会場では、事前に招待された世界各国の財界人や研究者ら約300名が熱心に聴講し、11日夕方の懇談会では講演者と聴講者が親しく情報交換しました。
 本会議の模様は、後日、インターネット放送にて録画配信されることになっています。また、会議の報告レポートを近日中に公表する予定です。本会議の内容は以下のとおりです。
【企画名】 国際会議Mapping the Mind (こころの再定義):科学者・宗教者とダライ・ラマ法王との対話
【日時】 平成26年4月11日(金)8:30~15:30
         4月12日(土)9:00~15:00
【場所】 京都ホテルオークラ4階 暁雲の間

【4月11日(金)】

開会式

 開会挨拶1 アーサー・ザイエンス(Mind & Life Institute代表)
 開会挨拶2 吉川左紀子(京都大学こころの未来研究センター長)

セッション1

 ダライ・ラマ法王14世による基調講演
 今枝由郎(元フランス国立科学研究センター 研究ディレクター)「初期仏教におけるこころ」
トゥプテン・ジンパ(マギル大学兼任教授)「仏教心理学と瞑想実践に関する考察」
 リチャード・デヴィッドソン(ウィスコンシン大学教授)「こころを変えて脳を変える:瞑想の脳科学的研究」
※モデレーター:アーサー・ザイエンス(Mind & Life Institute代表)

セッション2

 ジェイ・ガーフィールド(イェールNUS教授)「認識の錯覚:仏教瑜伽行学派の観点から」
 アーサー・ザイエンス(アマースト大学名誉教授/Mind & Life Institute代表)「量子物理学におけるこころの役割」
  森重文(京都大学数理科学研究所所長/教授)「芸術との比較における数学:求めるものは応用か、真理か、それとも美か?」
※モデレーター:入来篤史(理化学研究所 シニア・チームリーダー)

【4月12日(土)】

セッション3

  北山忍(ミシガン大学教授/京都大学こころの未来研究センター特任教授)「文化神経脳科学:文化・脳・遺伝子をつなぐ」
  ジョアン・ハリファックス(ウパーヤ禅センター長・創立者/老師)「プロセスベースによる慈悲の位置づけと、慈悲の修練におけるその影響」
  下條信輔(カリフォルニア工科大学教授/京都大学こころの未来研究センター特任教授)「潜在的なこころ、共感、そしてリアリティの共有」
※モデレーター:入来篤史(理化学研究所 シニア・チームリーダー)

セッション4

  バリー・ケルジン(ヒューマンバリュー総合研究所所長)「情動の可塑性:健全な社会の構築に向けて」
  松見淳子(関西学院大学文学研究科長/教授)「子どものこころを探り、ポジティブな学校環境を創る:心理学におけるエビデンスベースの実践」
  長尾真(京都大学元総長)「コンピュータはどこまで人間に近づけるか」
※モデレーター:アーサー・ザイエンス(Mind & Life Institute代表)
閉会式
  閉会挨拶1 アーサー・ザイエンス(Mind & Life Institute代表)
  閉会挨拶2 山極寿一(京都大学理学研究科教授)
*総合司会:熊谷誠慈(京都大学こころの未来研究センター・上廣こころ学研究部門特定准教授)、マルク=ヘンリ・デロッシュ(京都大学白眉センター・特定助教)

 本国際会議の開催にあたり、多大なご協力を頂いた、寄附者の皆様方、ならびに関係者各位に記して御礼申し上げます。

報告者:熊谷誠慈(こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門・特定准教授)

2014/04/10

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