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上田祥行特定講師らの研究論文が『マインドフルネス研究』に掲載されました

上田祥行特定講師が、京都大学大学院教育学研究科の藤野正寛助教らと執筆した研究論文がマインドフルネス研究に掲載されました。

近年、マインドフルネスやコンパッションを育むための様々な実践法が開発されていますが、その背景メカニズムには未だ不明な点が多くあります。これらの実践法のもとになっている集中瞑想・洞察瞑想・慈悲瞑想の3つを比較し、それぞれがどのように身心の症状の改善や健康の増進に寄与するのかを調べることを目的として、研究チームは瞑想未経験者でも3つの瞑想を区別して実施するためのインストラクションを開発しました。このインストラクションでは、トレーニングの構造や時間なども統制されており、今後マインドフルネス実践法やコンパッション実践法のメカニズムを明らかにするための心理実験に用いられることが期待されます。

 

【要 約】
21世紀に入り,マインドフルネスやコンパッションを育むための,集中瞑想・洞察瞑想・慈悲瞑想を組み合わせた様々な実践法が開発され,身心の症状の改善や健康の増進に効果があることが示されている。これらの実践法をより安全かつ効果的なものにするためには3つの瞑想技法を比較検討して,それぞれの効果や,その背景にある作用機序を解明する必要がある。そこで本研究では,瞑想未経験者を対象とした比較研究を実施するために,3つの瞑想技法の日本語および英語の短期介入インストラクションを開発した。その際,それぞれの瞑想の概念を整理しているレビュー論文や仏教文献に基づいて,それぞれの瞑想の実践法と機能を明確にしたうえで,瞑想未経験者でも実施できる方法を検討した。また,インストラクションの構造や実施時間も統制した。今後は,これらの短期介入インストラクションが積極的に活用されて,それぞれの作用機序の解明が進むことが望まれる。

【Abstract】
Over the last two decades, many meditation interventions comprising focused attention meditation, insight meditation, and compassion meditation, have been developed to improve mindfulness and compassion. These interventions have been found to reduce various physical and mental symptoms and improve physical and mental health. To improve the effectiveness and safety of interventions, it is necessary to clarify each effect and its underlying mechanism. In the present study, we developed Japanese and English instructions for short interventions for naïve  subjects to compare meditation techniques. Specifically, based on a review of existing research and Buddhist literature that identifies concepts of meditation techniques, we identified and examined the functions of three meditation techniques that can be used with naïve  participants. Furthermore, we controlled the structures of instructions and durations of practice of the three meditation techniques. Based on these instructions, we also developed 30 minutes Japanese and English audio instructions. In future, we hope that comparative researches using these short instructions will help improve the understanding of the underlying mechanisms of these three meditation techniques.

 

日本マインドフルネス学会ホームページはこちら

             

          

 

(画像をクリックすると論文をご覧いただけます)

心理学実験のための集中・洞察・慈悲瞑想の短期介入インストラクションの開発.
藤野 正寛・上田 祥行・井上 ウィマラ・イエット G. サンダーズ・スティーブン マーフィ 重松・野村 理朗 (2019).
発行:マインドフルネス研究
発行者:日本マインドフルネス学会
発行日:早期公開2019年12月12日

2019/12/18

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