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河合教授が日本箱庭療法学会・日本ユング派分析家協会合同震災対策ワーキンググループの研修会「震災とこころのケア」で講演しました

P1000073.JPG河合俊雄教授が委員長を務める日本箱庭療法学会・日本ユング心理学会合同震災対策ワーキンググループの主催する研修会『震災とこころのケア』が、10月8日、福島市三河南町のコラッセふくしまで開催されました。
日本箱庭療法学会・日本ユング心理学会合同震災対策ワーキンググループは、東日本大震災後の被災者へのサポートと心理支援の取り組みを継続して行なっています。研修会は昨年に引き続き、被災地で「こころの支援者」として活動する現地の臨床心理士や教育・福祉・医療関係者を対象に開催しました。当日は64名の参加があり、盛況となりました。
第一部の全体会では、河合教授が「震災のこころのケアと視点:大きな物語と小さな物語」という演題で講演を行ないました。震災という「大きな物語」と、個人の生きる「小さな物語」との関わりや差異について、これまでの活動内容や物語などの題材をもとに分かりやすく解説し、参加者にもたいへん好評でした。
第二部の分科会では、「派遣による心理療法」をテーマとする河合教授のレクチャーや事例発表が行なわれるなど、各会それぞれにおいて活発なディスカッションが繰り広げられました。
研修会のプログラムは以下の通りです。
▽日本箱庭療法学会 日本ユング派分析家協会 合同震災対策ワーキンググループ 主催「震災とこころのケア」
▽開催日時:2012年10月8日(月・祝)
▽場所:コラッセふくしま(福島市三河南町)
<第一部>全体会 10:00 – 12:00 
演題:「震災のこころのケアと視点:大きな物語と小さな物語」
講師:京都大学こころの未来研究センター 河合俊雄
会場:3F 企画展示室
<第二部>分科会 13:00 – 16:00
第一分科会「派遣による心理療法」
講師:京都大学こころの未来研究センター 河合俊雄
第二分科会「攻撃的表現の意味と機能」
講師:茨城大学大学院教育学研究科 岸良範
第三分科会「イメージを用いた心理療法における基本的スタンス」
講師:京都大学大学院教育学研究科 田中康裕
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(報告:こころの未来研究センター特定助教 畑中千紘)

2012/10/22

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