こころの未来特別レクチャーが行われました。
2010年度第2回こころの未来特別レクチャーが行われました。
日時 2010年10月7日(木)16:30―18:00
場所 稲盛財団記念館3階大会議室
講演者 山極寿一教授(理学研究科生物科学専攻動物学教室)
演題:動物の社会的知性を探るフィールドワーク
概要:日本の霊長類学は、世界に先駆けて動物の人付けと個体識別を通して、動物の群れの中で社会の研究を始めた。それは人間の側からではなく、動物の側に立って彼らの社会を眺める実践研究である。しかし、人間が彼らの五感を体験できるわけではないから、どうしても擬人的な推測が紛れ込みがちである。そこで、その危険をなるべく回避するために、長期間の調査に基づくことと、自分の体験を重視することを心がけている。そういったフィールドワークを通じてどのような発見があったかをお話し、それを一般化するための方法について討論してみたい。
2010/10/12