河合教授の論文が The Journal of Analytical Psychology に掲載されました
こころの未来研究センター 河合俊雄教授の英語論文が “The Journal of Analytical Psychology” に掲載されました。
Kawai, Toshio: The Red Book from a pre-modern perspective: The position of the ego, sacrifice and the dead.
The Journal of Analytical Psychology. Vol.57(3), Jun 2012, pp. 378-389.
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This paper tries to investigate The Red Book from a pre-modern point of view especially with reference to a Japanese cultural and clinical perspective. In spite of overwhelming contents from the unconscious, the position of the ego is remarkable as a formal aspect throughout The Red Book…..
(Abstractより)
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河合教授はこの論文について、「ユングの『赤の書』について、日本の視点からコメント・研究したものです。圧倒的なヴィジョンを体験しているときのユングの自我の強烈さ、ヴィジョンの内容では犠牲と死者との関係に着目しています」と、紹介しています。
なお『赤の書』は、2010年に翻訳書が創元社より出版されており、河合教授が監訳をつとめています。
□関連記事
・『赤の書 ―The”Red Book”』(創元社)紹介ページ
・「半世紀経てユング『赤の書』理論を裏付ける日記刊行」(朝日新聞)
2012/08/27