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鎌田教授のコラムが徳島新聞に掲載されました

 鎌田東二教授のコラムが徳島新聞(2月1日付)に掲載されました。3月11日に発生から2年となる東日本大震災の被災地復興と宗教について、阪神淡路大震災では表に出なかった宗教家の活動や震災復興のための宗教の役割と価値が、東日本大震災では大きく報道・注目されていることに言及し、宮城県石巻市雄勝町の法印神楽の復興などを例にあげながら、祭りや供養、民俗芸能が被災地の人々の心の再生に大きな役割を果たすことを強調しています。

■「復興元年と祭り」恊働が被災地の絆に 鎌田東二 京大こころの未来研究センター
IMG_5895.JPG 東日本大震災の被災地は、古くからの民俗行事や民間信仰が強く濃く深く残っている地域であった。「祭りのある村々、町々」であった。ハード面での復旧・復興は被災地の広域さや被害の甚大さもあって立ち遅れているが、それぞれの地域で「心が折れない」ための恊働行為としての祭りや供養や民族芸能が積極的に行われている。
 阪神大震災で心のケアが前景化したとしたら、東日本大震災では多くの死者や行方不明者の鎮魂供養にも関わる「スピリチュアルケア」が大きな課題となっているといえる。生きている者にとっての生きがいや価値や、死や死者の意味づけと密接に結びつき、関係し合っているという認識が、心のケアからスピリチュアルケアへの関心の深まりとなっているのだ。
(記事より抜粋/徳島新聞 2013.2.1)

 鎌田教授は、3月2日に東北大学で開かれるシンポジウム「東日本大震災と宗教者・宗教学者」(東北大大学院実践宗教学寄附講座、京都大学こころの未来研究センターなどが主催)に参加予定です。
「東日本大震災と宗教者・宗教学者」案内はこちら
http://www.sal.tohoku.ac.jp/p-religion/diarypro/diary.cgi?no=64

2013/02/08

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