『農をつなぐ仕事』(内田由紀子、竹村幸祐 著)が毎日新聞「京都・読書之森」で紹介されました
内田由紀子准教授と竹村幸祐連携研究員(京都大学経営管理大学院助教)の共著『農をつなぐ仕事 ~普及指導員とコミュニティへの社会心理学的アプローチ~』(創森社)が、毎日新聞京都版「京都・読書之森」(2月17日付)で紹介されました。毎日jpのウェブサイトで全文をお読みいただけます。
■京都・読書之森『農をつなぐ仕事』(内田由紀子・竹村幸祐著 創森社刊 1890円)
本書では、農村コミュニティーで農業技術を指導したり、関係機関との連携や協同を促進する「普及指導員」の、コーディネート機能=「つなぐ」仕事に着目し、社会心理学的なアプローチによって、分析、考察している。2人の著者は京都大の若手研究者だ。
農業についての知識もなく、読み進められるかという不安はすぐに消えた。扱われているのが、日本の社会で、どのように「つながり」が形成され、それはどんな意味や効果を生むか、といった普遍的な問いだからだ。むしろ、本書ではその答えを導くための、いわば「狂言回し」的役割を普及指導員が担っている、と読むこともできよう。
(掲載記事(毎日jp)より抜粋)
本書では、農村コミュニティーで農業技術を指導したり、関係機関との連携や協同を促進する「普及指導員」の、コーディネート機能=「つなぐ」仕事に着目し、社会心理学的なアプローチによって、分析、考察している。2人の著者は京都大の若手研究者だ。
農業についての知識もなく、読み進められるかという不安はすぐに消えた。扱われているのが、日本の社会で、どのように「つながり」が形成され、それはどんな意味や効果を生むか、といった普遍的な問いだからだ。むしろ、本書ではその答えを導くための、いわば「狂言回し」的役割を普及指導員が担っている、と読むこともできよう。
(掲載記事(毎日jp)より抜粋)
『農をつなぐ仕事』は、昨年11月に出版。農業者をつなぐ普及指導員という職業にスポットをあて、心理学の視点と方法で「普及指導員が農村社会で構築するきずな」を検証し、その研究成果をまとめた一冊です。心理学や農業という枠にとどまらず、「つながり」「コミュニケーション」「ワザを伝える」といった人間の普遍的な知恵に通じるエッセンスが随所にちりばめられ、一般の方にもおすすめしたい一冊です。
『農をつなぐ仕事 ~普及指導員とコミュニティへの社会心理学的アプローチ~』
発売日:2012年11月19日
定価:1,890円(本体1,800円+税)
A5判・184頁
ISBN 978-4-88340-274-8 C0061
発行元:創森社
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2013/03/09