千石研究員のブータン訪問報告が『内観研究』に掲載されました
千石真理研究員のブータン訪問報告「ブータンに内観の源流を見つけて」が、日本内観学会の発行する『内観研究』Vol.19 No.1に掲載されました。
京都大学ブータン友好プログラム第十次訪問団員として、本年1月18日から25日までブータンを訪れた千石研究員は、現地でキャンプや民家泊、トレッキングを経験しながら数多くの町や寺院を回り、現地の人々と交流しました。輪廻転生を信じ、他者の為に祈り、確固とした死生観を持つブータン人の考え方や暮らしぶりにふれた千石研究員は、仏教思想に基づいたブータン人のこころの様相と実践生活を詳細に報告し、感想を述べています。さらに今回の訪問を通して内観の実践者・仏教研究者としての視線で現在の日本を見つめ直し、ブータンと仏教からあらためて学ぶべきことを提示しています。
「- 報告 – ブータンに内観の源流を見つけて/Discovering the Roots of Naikan in Bhutan」千石真理 著者所属:京都大学こころの未来研究センター
幸福の国、ブータンに行ってきた。筆者が研究員として勤務する京都大学では、一九五七年よりブータン王国との交流が始まり、研究、教育、社会貢献のパートナーシップの構築を目指し設立された、京都大学ブータン友好プログラムから定期的に訪問団を派遣している。筆者は、その第十次訪問団の一員として平成25年1月18日から28日まで、現地八日間の視察に赴いた。1月下旬の最も寒い時期に、標高1500メートルから3000メートルの高地を訪れ、キャンプや民家泊、トレッキングを経験した。「本当にブータンは幸せな国なのか?」当初感じていた不安や不便さも、仏教国ブータンの懐の中で、大きな安らぎへと変わっていった。
(報告より抜粋)
幸福の国、ブータンに行ってきた。筆者が研究員として勤務する京都大学では、一九五七年よりブータン王国との交流が始まり、研究、教育、社会貢献のパートナーシップの構築を目指し設立された、京都大学ブータン友好プログラムから定期的に訪問団を派遣している。筆者は、その第十次訪問団の一員として平成25年1月18日から28日まで、現地八日間の視察に赴いた。1月下旬の最も寒い時期に、標高1500メートルから3000メートルの高地を訪れ、キャンプや民家泊、トレッキングを経験した。「本当にブータンは幸せな国なのか?」当初感じていた不安や不便さも、仏教国ブータンの懐の中で、大きな安らぎへと変わっていった。
(報告より抜粋)
2013/11/08