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「くらしの学び庵」が始まりました

1410manabian.png 2014年10月より、上京区の風伝館にて一般向けの連続セミナー『くらしの学び庵』が始まりました。「孤立防止のための互助・自助強化プログラム開発」プロジェクトの大きな柱となるイベントで、10月1日には第1回が、15日には第2回が開催されました。昔ながらの風情をたたえる京町家の座敷で新しいスタイルの「学び」と「研究」が歩み出しました。

 超高齢化社会がさらに進行し、同時に核家族化、地域内コミュニケーションの希薄化も進行しています。そのような中、昔は、「町のおせっかい役」が多数存在し、よろず相談的な取り組みが自然な形で町の中に存在していました。(中略)
 今回のプロジェクトでは、互助・自助の再生・強化をめざしています。本プロジェクトで用意している「三段階ステップアップ方式の学習プログラム」と「よろず相談会」は、「からだ」「こころ」「社会活動(社会参加)」の三側面から、健康で幸せな生活の実現をねらいとしています。二次的な効果として、学びあいによる「つながり」「ささえあい」の醸成、地域の中での「オアシス」「こころのよりどころ」「自己有能感(人のために何かできた、自分にはまだまだこんな力があった)」の創出や発見を期待しています。(イベント案内ページより/詳しい内容はこちら
※[開催ポスター] 右上の画像をクリックすると拡大します

 10月1日におこなわれた第1回は、プロジェクトの企画者である清家理助教がプログラムの説明をおこない、吉川左紀子センター長とアミタグループ代表の熊野英介氏による挨拶があったのち、京都大学医学研究科の青山朋樹先生が「毎日できる運動で衰え知らず!」というテーマで講義をおこないました。参加者は座敷の広間にしつらえた椅子に腰掛け、レクチャー後は、お茶菓子を囲んでの質疑応答やディスカッションで盛り上がりました。15日におこなわれた第2回は、京都大学医学研究科の荒井秀典先生が、「老化と病気の予防で錆知らず!」というテーマで講義しました。レクチャー後は、先生への質疑応答に続いて「よろず相談会」の場が設けられ、吉川センター長が「心理」コーナー、司法書士の小山秀司先生が「法律」コーナー、荒井先生が「医療」コーナーを担当。参加者の方々は、それぞれ各ちゃぶ台に分かれ、日頃の疑問や気になることなどを先生方に相談していました。くらしの学び庵の第一期は、本年12月の第6回まで続きます。
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[DATA]
「京町家 くらしの学び庵」プロジェクト」
(孤立防止のための互助・自助強化プログラム開発研究『京町家 くらしの学び庵』プロジェクト/清家 理 こころの未来研究センター助教、荒井秀典 医学研究科教授、吉川左紀子 こころの未来研究センター教授)
主催:京都大学こころの未来研究センター
共催:京都大学大学院医学研究科人間健康科学専攻近未来型人間健康科学融合ユニット、公益財団法人信頼資本財団
後援:アミタグループ、京都信用金庫、京都大学医学部附属病院
▽日時:2014年10月1日(水)、10月15日(水)、11月5日(水)、11月19日(水)、12月3日(水)12月17日(水)全6回 3ヶ月間開講 毎月第1・第3水曜日 14:00~15:30 ※毎月第3水曜日は、講義後15:30~16:30の間、「よろず相談会」を実施
▽会場:京町家~風伝館~(京都市上京区室町通丸太町上ル大門町253番地)
▽プログラム(初級)
14:00~15:00 講義
15:00~15:30 意見交換会
15:30~16:30 よろず相談会 ※毎月第3水曜日のみ実施
【第1回 10月1日(水)】
〇「毎日できる運動で衰え知らず!」青山朋樹(京都大学医学研究科)
〇意見交換会
【第2回 10月15日(水)】
〇「老化と病気の予防で錆知らず!」荒井秀典(京都大学医学研究科)
〇意見交換会
〇よろず相談会(医療・看護・心理・福祉・法律・貯蓄・くらし全般)

2014/10/16

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