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京大広報誌『紅萌』に熊谷准教授による山極総長へのインタビューが掲載されました

 京都大学が発行する広報誌『紅萌(くれなゐもゆる)』29号に、熊谷誠慈准教授が聞き手となり山極壽一京大総長にインタビューをおこなった記事が掲載されました。「WINDOW構想ってなんですか」という巻頭特集で、熊谷准教授は座談会のホストを務め、ゲストに山極総長を迎え、大学の新構想であるWINDOW構想について様々な角度からインタビューし、率直に語り合いました。
 『紅萌』はPDFが公開されており、全ての記事が閲覧可能です。下記リンク先よりダウンロードし、お読みください。

1605kumagai_kurenai.png特集●「WINDOW構想」ってなんですか
「窓はいつでも開いている。吹き込む風を力に変えて、羽ばたこう」
ゲスト:山極壽一 京都大学総長
ホスト:熊谷誠慈 こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門
高木淳一 大学院情報学研究科 社会情報学専攻 生物圏情報学講座 博士後期課程1回生
金智華 工学部3回生

「大学を社会や世界に開く〈窓〉としよう」。山極壽一総長の掲げた「WINDOW構想」は、京都大学の強みや特性を再認識し、目標とする新たな将来像を打ちだすもの。「野性的で賢い学生を育てたい」という山極総長らしいメッセージに、学内外から視線が集まっている。「なぜ、窓なんですか」。率直な疑問から始まったインタビューでは、山極総長が待望する「タフな学生像」が鮮やかに浮かび上がってきた。
熊谷○ 総長に就任されてから「WINDOW構想」をすすめられています。大学を社会や世界に開く〈窓〉として位置づけようというものですが、なぜWINDOQ〈窓〉なんですか。
山極○ 日本の大学はこれまで「門」で語られることが多かったですね。「赤門」は東京大学の代名詞、大学に入るときも「狭き門」というでしょう。門は内と外とを分ける境界あるいは結果と考えられていて、「大学は社会とはちがう場」という意識で大学は運営されてきたと思うのです。そういう考えをやめて「窓」にしようと。
 京都大学は24時間門を閉めることはありません。とくに北部構内は公道で、一般の方の出入りがある。窓を開ければ風が入るように人の往来を滑らかに、自由にしたい。
熊谷○ 総長になって発案されたのですか。
山極○ もちろんだよ。東京大学の濱田純一前総長の「FOREST」という行動目標に触発された(笑)。まず、ワイルドでワイズが頭に浮かんだ。これからは賢いだけではだめだ、タフで賢い学生を育てるべきだと。京都大学は学生中心の大学、その京都大学にふさわしい学生はワイルドでワイズであってほしい。
 京都大学は、吉田山の麓にあって、東に少し歩めば西田幾多郎が歩いた哲学の道がある。北に向かえば今西錦司が思索を練った北山が連なる。西は鴨川がゆったりと流れる。…
(記事より)

『紅萌』29号(2016年3月発行)  | 京都大学ウェブサイト
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/public/issue/kurenai

2016/05/06

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