福岡県立明善高校の生徒さんがセンターを訪問し、吉岡教授、阿部准教授らのレクチャーを受講しました
2016年8月3日、福岡県久留米市の福岡県立明善高校の生徒さんがこころの未来研究センターを訪問し、吉岡洋教授と阿部修士准教授(上廣こころ学研究部門)のレクチャーを受け、センター連携MRI研究施設を見学しました。文部科学省SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、その活動の一環として関西研修に訪れた同校の訪問は4度目で、訪問生徒数は62名と、前年の倍になりました。
はじめに吉川左紀子センター長が歓迎の挨拶をおこない、センターの特徴や「こころ(Kokoro)」という言葉を含んだ研究所名になったエピソード、研究者らの取り組みを紹介しました。その後、2つの班に分かれた生徒さんたちは、大会議室と連携MRI研究施設のそれぞれでレクチャーを受講しました。
大会議室でおこなわれた吉岡洋教授のレクチャー「高校生のための美学入門」は、美学という高校生にとって(一般の人にとっても、ですが)馴染みの薄い学問について、歴史的エピソードや知見をまじえながら、科学、哲学のルーツやそれらとの関係性を紐解く形で解説されました。50分間という短い時間ではありましたが、サイエンスを大きな視野で見つめることの意義に触れる時間となりました。なお、本講義についてより詳しい内容が、吉岡教授の個人ブログに掲載されています。ぜひそちらもご覧ください。
こちら→ 高校生のための美学入門 2016
センター連携MRI研究施設でおこなわれた阿部准教授のレクチャーは、fMRIの基礎的な知識や発展の歴史、MRI設備を用いて研究する際に注意すべき点、施設内の設備の説明など、動画や写真を多数示しながら進められました。その後、実際にfMRIを用いた実験がおこなわれ、生徒さんたちは隣室からガラス越しに見学し、終始、興味深い様子で立ち会っていました。
2016/08/10