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広井教授のインタビュー記事「若者の社会保障:揺らぐ働き方」が朝日新聞に掲載されました

 広井良典教授のインタビュー記事が朝日新聞2017年8月4日付朝刊「オピニオン&フォーラム」欄に掲載されました。
 今回の記事は、「若者の社会保障」をめぐる5回シリーズの一つで、「揺らぐ働き方」と題し若者の仕事ないし雇用をテーマとするものです。近年、日本では若い世代の失業率や貧困率が高い水準で推移し、また非正規雇用の割合がかつてに比べてかなり高い水準になっています。インタビュー記事ではこうした状況について、その背景、諸外国との比較等について分析するとともに、行われるべき政策的対応について幅広く論じる内容となっています。
 朝日新聞デジタルに記事が掲載されています。

170901hiroi.png[ニッポンの宿題] 若者の社会保障4 揺らぐ働き方
■終身雇用、もう頼れないのに 広井良典さん(京都大学こころの未来研究センター教授)
 高校や大学を出て会社に入り、その会社で終身雇用――。もう、そんな時代ではありません。しかし、政策も人々の意識も、変化のスピードに追いついていません。
 結果として、若者に対する支援は手薄いままです。国内総生産(GDP)に占める失業・雇用関連の公的支出は、経済協力開発機構(OECD)平均の約5分の1に過ぎません。欧州と比べて失業率は低いけれども、貧困率が高い。非正規雇用が増え、若者の間に格差が広がっています。
 高度経済成長期から1990年代くらいまで、若者の生活は会社が支えていました。会社が、いわば「見えない社会保障」として機能し、需要が増えて雇用も増える「拡大・成長モデル」もなんとか維持されていました。ですが、社会が成熟してモノが行き渡ると、需要はかつてのように増えない。すると、雇用も増えない。生産性の向上も、雇用を巡る競争を激化させる要因になりました。….続きを読む
(朝日新聞2017.8.3付朝刊)

[ニッポンの宿題] 若者の社会保障4 広井良典さん 工藤啓さん | 朝日新聞デジタル
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13069075.html
(有料登録で全文閲覧可能)

2017/08/03

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