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広井教授の対談記事「少子高齢化・人口減少社会と都市」が『建築雑誌』11月号に掲載されました

 広井良典教授の対談記事が『建築雑誌』(日本建築学会の学会誌)2017年11月号に掲載されました。
 対談は「少子高齢化・人口減少社会と都市」と題し、大方潤一郎・東京大学工学部都市工学科教授・高齢社会総合研究機構長と、小泉秀樹・東京大学教授の司会の下で行われたもので、同誌の特集企画「都市の未来を構想できるか?」の一環をなすものです。
 2011年から本格的な人口減少社会に入り、かつ高齢化では世界のフロントランナーとなった日本において、どのような都市や地域の姿が求められるかについて、地方都市の空洞化、一極集中から多極集中への変容、地域密着人口の増加、社会的孤立への対応、歩いて楽しめる空間づくり、病や老い・死を包摂する都市など、幅広い角度から議論する内容となっています。
 なお同号の巻頭記事は山極壽一・京都大学総長への「類人猿とヒトから考える都市」と題するインタビューとなっています。

1711hiroi_jabs.png[特集]第1部 人生・生活と都市:人が生きる場所としての都市はどうあるべきか?
少子高齢化・人口減少社会と都市
話し手:大方潤一郎 広井良典
聞き手:小泉秀樹
─ 少子高齢化と人口減少の観点から、日本の都市や政策の現状をどのようにとらえていらっしゃいますか。(小泉)
広井 まず、基本的な事実の確認をしておきます。日本の人口は2005年に初めて減少を記録し、その後数年上下していましたが、2011年からは完全に人口減少社会になりました。今の予測だと、2050年ごろには1億人を切り、さらに減り続けます。さかのぼると、明治以降の急激な増加があり、これからは急激な減少が始まるので、人口予測のグラフにしてみると、まるでジェットコースターのようなカーブになります。つまり、これまでとは真逆の時代を経験していくことになります。
 高齢化については、よくも悪くも日本は世界のフロントランナーです。2060年を過ぎたころには約40%が65歳以上になります。日本が今後どうモデルをつくっていくかは世界的にも大きな問題なのです。
 去年の夏に、1週間ほどかけて紀伊半島を見て回ったのですが、はからずも「シャッター通りをめぐる旅」となりました。ただ、それは人口減少だけが原因とは考えていません。….

『建築雑誌』(日本建築学会)※目次、特集の解説が読めます
http://jabs.aij.or.jp/

2017/11/07

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