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「認知症をめぐる『転ばぬ先の杖』-認知症になる前のお話となった時のお話―」
を開催しました

 2019年2月9日、尼崎市総合文化ホールで開催された「認知症をめぐる『転ばぬ先の杖』-認知症になる前のお話となった時のお話―」で、清家理特定講師が演習講義を行い、パネルディスカッションでモデレーターをつとめました。

 誰もがなりうる認知症。
 最近は認知症について、他人事ではなく、「自分ごと」として考える動きが活発化しています。
テレビや書籍で、認知症の予防・治療・ケアについて取り上げられる機会も増え、情報量も豊富になりました。しかし、多くの情報に混乱し、何が正しいのか分からなくなっている方もおられるかもしれません。
 本シンポジウムでは、認知症になる前、そして認知症になった時に一人一人ができることについて、参加者の皆さんと一緒に様々な視点から考えました。

 まず、主催の国立長寿医療研究センターもの忘れセンター櫻井孝センター長、稲村和美 尼崎市長、尼崎市医師会 東文造会長より、開会のご挨拶がありました。


 櫻井孝センター長

 稲村和美市長


 東 文造会長

 会場の様子


 最初の講演は、尼崎市医師会の朝田真司理事と尼崎市健康福祉局 福祉部包括支援担当 寺沢元芳課長が、尼崎市の取り組みについて「転ばぬ先の杖!-私のまちの認知症を巡る活動のエトセトラー」と題して話しました。
 続いて、尼崎市認知症介護者の会の安藤一夫会長と、南條静子副会長より「今、こんなことやっています。思っています」と題した活動紹介がありました。
 休憩をはさんで、厚生労働省老健局 認知症施策推進室 田中規倫室長が「日本の認知症施策の動向」と題した講義をしました。


 朝田真司理事

  寺沢元芳課長


  安藤一夫会長、南條静子副会長

  田中規倫室長


 次に、国立長寿医療研究センターもの忘れセンター櫻井孝センター長が「お医者さんに聞いてみよう!認知症の予防・治療」と題して講義しました。
 最後の講義は、京都大学こころの未来研究センター上廣寄付研究部門 特定講師で、国立長寿医療研究センターもの忘れセンター外来研究員の清家理先生が、「今日から使える知識とワザ:認知症の人と家族の『ココロとくらしのケア』」と題した演習講義を行いました。

 皆さまからの質問表を回収した後、「認知症をめぐるQ&A:ギモンを明らかにしてみよう」と題したパネルディスカッションを行いました。
 これまで登壇した、朝田真司理事、寺沢元芳課長、田中規倫室長、桜井孝センター長に加え、兵庫県看護協会尼崎訪問看ステーションの二宮園子さんと、尼崎市ケアマネージャー協会の北村浩子会長のお二人と、モデレーターの清家理先生、計7名が登壇し、医師、看護師、ケアマネージャー、医療ソーシャルワーカー、大学研究者、そして行政の方々がそれぞれの立場で、
「高齢者の独り暮らしの方はPCがありません。HP以外の情報は市報等の他どのように手に入れたらよいでしょうか?」
「認知症になった時に経済的に厳しいです。何か市や国から補助はありますか?」
「認知症本人への介護について、不適切な環境・ケア・対応を具体的に教えてください。」
「何度も同じ事ばかり言う、同じものを買ってくる、大事な物を失くす(通帳・カード・保険証など)等、認知症の症状が出た家族に対してどう接したらいいですか?」
「軽度認知症の告知について、本人の自覚がない(または、認めようとしない)場合でも告知は可能でしょうか?」
等の会場からの質問に答えました。 
 最後に、清家理先生が、アンケートの作成をした学生を紹介し、今日いただいた皆様からのご意見、ご質問等に関して、現場や研究に反映できるように努めていきます。と話し会を締めくくりました。


 清家理特定講師

 二宮園子さん


 北村浩子会長

  パネルディスカッションの様子



○参加者の感想(アンケートから抜粋)
・尼崎市における認知症の事が、今まで余り良く分からない事がありましたが、今回のセミナーで少し分かったような気がしました。
・親の介護について勉強にきたけど、自分自身の将来の為になりました。
・色々な分野の方の話を聞くことができて良かったです。できることは無理のない範囲でやってみようと思いました。
・何となく日々気になっていた部分が、はっきり分かった気がきます。自分が元気な時に認知症の方に少しでも関わっていければと思いました。
・認知症についてよく分かりました。運動及び人との対話を充分にしていきたいと思います。
・Q&Aでは、それぞれの先生の話が聞けて良かった。
・独居で自分自身の将来を見据えた大きな考察の機会になりました。ありがとうございました。



[DATA]
日 時:2019年2月9日(土)14:00~17:40 
会 場:尼崎市総合文化センター あましんアルカイックホール・オクト
参加費:無料/要事前予約
対 象:どなたでもご参加いただけます
プログラム:
14:00-14:10 
開会挨拶
櫻井孝(国立長寿医療研究センターもの忘れセンター センター長)
稲村和美(尼崎 市長)
東 文造(尼崎市医師会 会長)
14:10-14:40 
転ばぬ先の杖!-私のまちの認知症を巡る活動のエトセトラー
朝田真司(尼崎市医師会理事)
寺沢元芳(尼崎市健康福祉局福祉部包括支援担当課長)
14:40-14:55 
活動紹介 -今、こんなことやっています。思っていますー
尼崎市認知症介護者の会
15:00-15:20 
<講義>日本の認知症施策の動向
田中規倫(厚生労働省老健局 認知症施策推進室 室長)
15:20-16:05 
<講義>お医者さんに聞いてみよう!認知症の予防・治療
櫻井孝(国立長寿医療研究センターもの忘れセンター センター長)
16:05-16:45 
<演習講義>今日から使える知識とワザ:認知症の人と家族の『ココロとくらしのケア』
清家理(京都大学こころの未来研究センター上廣寄付研究部門 講師/国立長寿医療研究センターもの忘れセンター外来研究員)
16:55-17:40 
認知症をめぐるQ&A:ギモンを明らかにしてみよう
モデレーター:清家理
パネラー:朝田真司、寺沢元芳、田中規倫、櫻井孝、二宮園美(兵庫県看護協会尼崎訪問看護ステーション)北村浩子(尼崎市ケアマネジャー協会 会長)

参加人数:480名

主管:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
共催:尼崎市、尼崎市医師会、京都大学、京都大学学際融合教育研究推進センター地域連携教育研究推進ユニット、京都大学こころの未来研究センター、京都大学こころの未来研究センター上廣寄付研究部門、京都大学「地域を志向した教育・研究・社会貢献のためのプログラム」、公益財団法人長寿科学振興財団(50音順)

2019/02/22

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